ヘレン・ハント監督・主演作に、かつての恋人が夫役で出演
ヘレン・ハントが脚本、主演も兼ねた監督デビュー作『Then She Found Me』（原題）のニューヨーク・プレミアが21日、AMCリンカーン・スクエア劇場で開催された。
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エリノア・リプマンの恋愛小説「見つかっちゃった」の映画化で、ニューヨークの高校教師であるヒロインが夫との不和や突如現われたエキセントリックな実母との確執、生徒の父親との特別な関係に次々と巻き込まれていくコメディ。
会場にはヒロインを演じるヘレン、実母役のベット・ミドラー、生徒の父親役のコリン・ファース、そして夫役のマシュー・ブロデリックも登場。マシューは夫人のサラ・ジェシカ・パーカーを同伴していた。
何を隠そう、彼とヘレンは20年ほど前、『飛べ、バージル／プロジェクトX』での共演が縁で交際していた過去がある。グループショットで隣同士に並ぶ2人の表情は屈託がなく、長い時間を経て、いい友人同士になっている様子。別れても互いの才能は認め合うプロフェッショナリズムを感じる関係だ。
『Then She Found Me』のN.Y.プレミアに出席した（左から）コリン・ファース、マシュー・ブロデリック、ヘレン、ベット・ミドラー、ベン・シェンクマン。
© Getty Images/AFLO
好きな場所は映画館 冨永由紀
東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。
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