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ファッション小噺vol.83 おまけ、嬉しい?

数年前、海外で女性誌を買おうとして驚いたことがあります。いくつかの雑誌は大きなビニール袋に入っていて、一緒に大きな付録が付いているのです。その付録というのが、折りたたみ傘、トートバッグ、ポーチ、バンダナ…。日本円にして、5〜600円の雑誌なのに、「こんなものが付いてくるなんて」とびっくりしました。

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『ウォンテッド』 -(C) 2008 Universal Studios and Ringerike GmbH & Co. Luftfahrtbeteiligungs KG. All Rights Reserved.
『ウォンテッド』 -(C) 2008 Universal Studios and Ringerike GmbH & Co. Luftfahrtbeteiligungs KG. All Rights Reserved. 全 1 枚
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数年前、海外で女性誌を買おうとして驚いたことがあります。いくつかの雑誌は大きなビニール袋に入っていて、一緒に大きな付録が付いているのです。その付録というのが、折りたたみ傘、トートバッグ、ポーチ、バンダナ…。日本円にして、5〜600円の雑誌なのに、「こんなものが付いてくるなんて」とびっくりしました。

そして、数年後の日本、2008年。ついにその流れが本格化しました。しかも、日本の女性誌のおまけは進化しています。高級コスメの大きめサンプル、有名ブランドとのコラボグッズ(ポーチやバッグ)など、“付録”と呼ぶにはいささか豪華なものばかり。しかも、“付いてくる”というお得感だけでなく、“よそでは入手不可”という限定感が、何ともオトメゴコロをそそるのです。

「科学」と「学習」が大好きだった私は、大の付録好き。大人になったいま、“タダであげるよー”という誘惑に対してもっと毅然とした態度をとりたいのに、“付いてくる”というコンセプトに年々弱くなっている様子。いままで読んだことがない雑誌にも、このおかげで何度か手を出してしまいました。でも、付録次第で、売り上げが大きく変わってくるというのですから、私のような女子はかなりいるのでしょう。

同じだけ払うなら得な方がいいのは当然。映画だって同じです。映画には、昔からおまけ文化が華やか。「前売り券を買うと、○○をプレゼント」というアレです。しかも、前売り券は価格も安い。となれば、「絶対に観る!」と決めている作品なら、もう買うしかないのです。ちなみに、これから公開となる作品では、こんなおまけのついた前売り鑑賞券が。

アンジェリーナ・ジョリー主演の〈新次元〉アクション『ウォンテッド』
劇中アンジェリーナ・ジョリーが放つバレット(弾丸)を模したアクセサリー

日本と台湾を舞台にした『闘茶 〜tea fight〜』
中国茶(「ルピシア」の“台湾烏龍茶”/シネマライズのみ:「華泰茶荘」の“やすらぎ中国茶”)

パニックムービー『REC/レック』
携帯デコレーションシール

そして、個人的にイチオシなのが…… 
大熊猫ドキュメンタリー『パンダフルライフ』
幸せもお金もたまるという“パンダフルサイフ”

探せばまだまだ…。何と、ネットで検索していたら、特典付き前売り券の情報をまとめて掲載しているサイトまで発見。やっぱり、みんな“おまけ”好きなのですね。

《牧口じゅん》

映画、だけではありません。 牧口じゅん

通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。

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