工藤夕貴、養子オファーで母親に? 母と子の感動作『春よこい』公開
図らずも逃亡犯となってしまった父親と彼を待ち続ける息子、そんな息子を必死に守り続ける母親——。『オリヲン座からの招待状』の三枝健起監督が贈る、厳しくも胸に迫る家族の物語『春よこい』が、舞台である佐賀での先行公開に続き、6月7日(土)に公開初日を迎えた。三枝監督ならびに、主人公の親子を演じた工藤夕貴と小清水一揮が舞台挨拶に登壇した。
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図らずも逃亡犯となってしまった父親と彼を待ち続ける息子、そんな息子を必死に守り続ける母親——。『オリヲン座からの招待状』の三枝健起監督が贈る、厳しくも胸に迫る家族の物語『春よこい』が、舞台である佐賀での先行公開に続き、6月7日(土)に公開初日を迎えた。三枝監督ならびに、主人公の親子を演じた工藤夕貴と小清水一揮が舞台挨拶に登壇した。
17年ぶりの日本映画主演作で、母親役を体当たりの演技で見せた工藤さん。三枝監督とはこれが初めてのタッグとなったが、「ラストシーンが近づくにつれて、プレッシャーが凄かったのですが、監督が私と(夫役の)時任さんに『あなたたちのものだから』と言ってくださり、緊張が解け思いきり出来ました」と監督との心温まるやりとりを明かした。その解放感は撮影後も続いたようで、「12月なのに海に飛び込み、地元の漁師さんにも『こんな時期に入らないよ』と言われながらも、スパッツとタンクトップ姿で100mぐらい泳ぎました」との仰天エピソードも。そんなたくましい一面を見せる工藤さんは、「昔は、良い母親=良い女性のイメージがあったのですが、最近は女性が自立し、そうではなくなってきた。母親とは、灯台のようなものだと思っています。私も、自分の母親を目標にしています。この映画で“親子の愛”を日本中に少しずつ広げたいです」と、“母”を通して見える本作の魅力を語ってくれた。
三枝監督は、小清水くんを抜擢した経緯を「前作(『オリヲン座からの招待状』)で一緒に仕事をして、今回のお話をいただいたときにもすぐに小清水くんで、と思いました」と明かす一方で、工藤さんについては「雨のシーンで工藤さんが堤防から落ちそうになったので、大変だと思って駆け寄ったときに痛めた腰が、いまも治りません…」と、辛い事実も告白した。
そして、父親を待つひたむきな演技で感動の涙を誘う小清水くんは、「佐賀県での撮影で1か月頑張ったので、初日を迎えられて嬉しいです」と元気いっぱいに挨拶。撮影現場での工藤さんの印象を聞かれると、「お母さんのときは、いつも綺麗で楽しいお母さんで、撮影をしていないときはスタッフにカレーをふる舞ったり、釣竿を持っていました。スタッフのみなさんがとても優しく、イカを食べたり、とても充実していました」と12歳とは思えぬ、しっかりとした応答をしてくれた。この姿に、思わず工藤さんも「うちに養子に来ない?」とポロリ。すると小清水くんも「ちょっと行ってみたい」と、予想外の契約成立? また舞台挨拶と併せ、劇場前で監督と工藤さんにより鏡割りが披露され、和やかに全国での公開がスタートした。
工藤さんが「一人10人ぐらいに勧めていただいて、いろんな人たちに静かな感動を贈れたら」と呼びかける『春よこい』は丸の内TOEI2ほか全国にて公開。
17年ぶりの日本映画主演作で、母親役を体当たりの演技で見せた工藤さん。三枝監督とはこれが初めてのタッグとなったが、「ラストシーンが近づくにつれて、プレッシャーが凄かったのですが、監督が私と(夫役の)時任さんに『あなたたちのものだから』と言ってくださり、緊張が解け思いきり出来ました」と監督との心温まるやりとりを明かした。その解放感は撮影後も続いたようで、「12月なのに海に飛び込み、地元の漁師さんにも『こんな時期に入らないよ』と言われながらも、スパッツとタンクトップ姿で100mぐらい泳ぎました」との仰天エピソードも。そんなたくましい一面を見せる工藤さんは、「昔は、良い母親=良い女性のイメージがあったのですが、最近は女性が自立し、そうではなくなってきた。母親とは、灯台のようなものだと思っています。私も、自分の母親を目標にしています。この映画で“親子の愛”を日本中に少しずつ広げたいです」と、“母”を通して見える本作の魅力を語ってくれた。
三枝監督は、小清水くんを抜擢した経緯を「前作(『オリヲン座からの招待状』)で一緒に仕事をして、今回のお話をいただいたときにもすぐに小清水くんで、と思いました」と明かす一方で、工藤さんについては「雨のシーンで工藤さんが堤防から落ちそうになったので、大変だと思って駆け寄ったときに痛めた腰が、いまも治りません…」と、辛い事実も告白した。
そして、父親を待つひたむきな演技で感動の涙を誘う小清水くんは、「佐賀県での撮影で1か月頑張ったので、初日を迎えられて嬉しいです」と元気いっぱいに挨拶。撮影現場での工藤さんの印象を聞かれると、「お母さんのときは、いつも綺麗で楽しいお母さんで、撮影をしていないときはスタッフにカレーをふる舞ったり、釣竿を持っていました。スタッフのみなさんがとても優しく、イカを食べたり、とても充実していました」と12歳とは思えぬ、しっかりとした応答をしてくれた。この姿に、思わず工藤さんも「うちに養子に来ない?」とポロリ。すると小清水くんも「ちょっと行ってみたい」と、予想外の契約成立? また舞台挨拶と併せ、劇場前で監督と工藤さんにより鏡割りが披露され、和やかに全国での公開がスタートした。
工藤さんが「一人10人ぐらいに勧めていただいて、いろんな人たちに静かな感動を贈れたら」と呼びかける『春よこい』は丸の内TOEI2ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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