二千年生きる戦士を演じた小栗旬、自らの美声にほれぼれ? 「おれ、かっこいいべ?」
太古から生き続ける不死の一族と、彼らにまつわる秘宝を巡る戦いを描き、熱狂的な支持を集め第4作まで製作された『ハイランダー』シリーズ。第1作『ハイランダー/悪魔の戦士』の公開20周年を記念して長編アニメーションとして製作された『HIGHLANDER ハイランダー』のディレクターズカット版が7月5日(土)に公開を迎え、川尻善昭監督と声を担当した小栗旬、朴ロ美、山寺宏一が初日舞台挨拶に登壇した。
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戦い続ける宿命を背負い、2,000年にわたって仇敵・マルカスを追う主人公・コリンの声を演じた小栗さんは「アフレコはすごく楽しかったです。生身の人間として活き活きとしていた頃から、最後にN.Y.で絶望と孤独を抱えるところまで時間の流れを表現するのは大変でした。でも声を入れるときは順序を逆にして、まず最初にN.Y.のシーンをやって、そこから若返っていったので助かりました」とふり返った。「もしも、小栗さんが2,000年生きるとしたら?」と尋ねてみると「僕は、マルカスのようにいろんな芸術の道を極めながら生きたいですね。絵も勉強したいし、ダンスもやってみたいです」と空想を膨らませた。
そんな小栗さんについて、ヒロインのダリアの声を担当した朴さんが「収録中、旬くんがずいぶん真面目にやってるな、と思ってたんですが、休憩中に『おれ、かっこいいべ?』って言ってきたんですよ(笑)」と撮影中のエピソードを暴露すると会場は笑いに包まれた。
続いて、朴さんに「作品ごとに多彩な声を演じ分けるコツは?」と尋ねてみると想定外の質問にちょっと考え込んでしまった様子。ナルシストっぷりを暴露された恨みから(?)、小栗さんが「答えられないの? 臨機応変に行こうよ!」と絡んでくるも朴さんは負けずに「コツは、心の赴くままに生きることです!」と堂々と答え、会場からは歓声と拍手がわき起こった。
マルカス役の山寺さんは「小栗くんの後見人として目一杯がんばりました!」と笑顔で挨拶。監督は山寺さんについて「役に合わせて声だけでなく骨格までも変えてしまう声優さん。今回もマルカスのエラの張った感じが出てました」と絶賛。これに山寺さんは「そこまで言っていただけると嬉しいです。何となくキャラクターを見てると『こんな声が出るんじゃないか』という気持ちになってくるんです。例えば、携帯電話を見てると、『こんな音が出るんじゃないかな』という気がするんです」と携帯のバイブのモノマネを交じえながら、照れくさそうに称賛への感謝の言葉を口にした。
監督は「アニメーションは本当に時間がかかるんです。2005年にN.Y.での取材を開始したんですが、今日こうしてみなさんに観ていただけて感無量です。声優さんに関しては、みなさん本当に上手で、イメージ通りのものができました。一人でも多くの方に観ていただければ幸いです」と喜びを語った。
『HIGHLANDER ハイランダー 〜ディレクターズカット版〜』は新宿バルト9ほかにて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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