ジャッキーが明かす、ジェット・リーとの意外な過去とは?「男と女の仲でした(笑)」
ジャッキー・チェンとジェット・リー——。アジアを代表するアクションスター2人が、そのカンフーの腕を惜しみなく披露する、ファン待望のアクション大作『ドラゴン・キングダム』。全米を含む世界10か国でオープニング1位を記録した本作が、7月26日(土)より日本でも公開される。これに先立ち、ジャッキーとロブ・ミンコフ監督が急遽来日! 7月9日(水)のチャリティ・ジャパンプレミアに続き、翌10日(木)に行われた記者会見に出席した。
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それぞれ香港と北京で幼い頃から武術の道一筋を歩み、確固たる地位を手にしたジャッキーとジェット。2人は20数年来の仲というが、その記念すべき初共演の場が本作となった。「監督の力添えがあって、今回ジェットと共演できて良かった」と感謝を述べるジャッキーだが、「まだ中国が開放されてないときは、ジェットとは人には言えない男と女のような関係で(笑)、ジェットが香港に来るときは毎回、みんなに内緒で僕が車で迎えに行き、ショッピングしたり食事に行ったりしました」とその口からは意外な2人の関係も。そんな2人に共演の話が持ち上がったのは、遡ること15年。そのときの様子をふり返り「当時は映画と武術の話ばかりしてた。でも映画を撮り終わった後は、チャリティの話ばかりしてました(笑)。以前は親友の仲でしたが、この映画を撮り終わったときには兄弟分のようになってました」と映画を通して育まれたジェットとの固い絆をうかがわせた。
おそらく2人のファイティング・シーンを最も待ち望んでいたであろう、ミンコフ監督はそのシーンについて「最初の脚本にはなかったのですが、『せっかく2人が出てくれたのに意味ないじゃないか』とプロデューサーにかけ合ったんです」と話した。本作の見どころを尋ねると「とにかくジャッキーとジェットの最高の演技がここにあります。2人はタイプの違う役者ですが、初共演ですし武術もいっぱいありますし、いままで好きだった方もこれまで観たことのない方にも楽しんでもらえる映画になってると思います」と自信を見せた。
また、世界各地で行っている自身のチャリティ活動についても熱心に語っていたジャッキー。本人たっての希望で行われた前日のチャリティ・ジャパンプレミアでは、集まった入場料全額1,378,000円が、ジャッキーの運営する基金「Jackie Chan Charitable Foundation」を通して四川地震の被災地復興の活動に寄付される。ジャッキーは感謝を述べながら「カンボジアやベトナム、東ティモールなどに行くと、何て自分は無力なんだろうと感じてしまいますが、一人でも多くの人の手助けをし、少しでも役に立てればと思います」と胸の内を語った。実は、「今回、来日したのもチャリティ・イベントのついでという感じで(笑)。映画のプロモーションはそんなに大切じゃないんだ。ソーリー!」と思わず漏らしたが、こう言えるのも本作に自信があればこそ。「とにかく1本1本のテイクを大切に撮ってます。特にドラマのシーンは、一生懸命やったので観ていただきたいです」。これに応えるように、監督は「こんなに一生懸命、映画のために全てを投げ出してくれる人はいない。ありがとう!」とジャッキーを大絶賛。すると、ジャッキーは「それはみんな知ってるから、いまさら言わなくていいよ」と冗談めかし、会場を笑いに包んだ。
さらには歌声を披露するなど、最後まで報道陣に向けてサービス精神旺盛にふるまってくれたジャッキー。その衰えぬパワーがここに健在! 『ドラゴン・キングダム』は7月26日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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