元おニャン子・新田恵利、アラフォー迎え「アイドル時代よりも、いまの方が幸せ!」
1980年代、にわかに日本で起こったバンドブーム。次々とインディーズ・レーベルが設立され、アマチュアバンドの登竜門となる番組が人気を誇った。そんなブームのさなかにデビューし、現在40代を迎えたミュージシャンたちを“召集”し、テーマソングを作るという難題を押し付け、彼らが一夜限りのライヴを開催するまでを映し出したドキュメンタリー『40歳問題』が12月20日(土)に公開される。12月8日(月)に本作の完成披露試写会が開催され、本作に出演している浜崎貴司(FLYING KIDS)、大沢伸一、新田恵利が舞台挨拶に登壇した。
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浜崎さんは本作への参加について「よく分からないままに出演を快諾したんですが、始まってみると『この映画、どうなっていくんだろう?』という不安と混乱だらけでした(笑)。いろんなことが起きて面白かったですし、普段は出来ないセッションは刺激になりました」と語った。
大沢さんは完成した作品について「試写を観た人の僕に対しての感想がほぼ2パターンで、『かわいそうに。よくやったよ』か『何怒ってるの?』というものなんです。どっちも違います! ドキュメンタリーですが、その中でテーマに沿ってやっていることですのでかわいそうでも、怒ってもいないですから」と強調。
新田さんは「最初は周りの共演者の方々を見渡して『何で私なの?』という気持ちでした。40歳を迎えての良い記念になれば、という思いで出演しましたが、完成した作品を観ても、やっぱり『何で私なの?』という感じです」と困ったような表情で語った。40代を迎えての心境を尋ねると「人生経験を積むことで、喜びが増してくるものだと感じています。アイドル(おニャン子クラブ)の頃よりも、いまの方がずっと幸せです。40代を迎えるに当たっては、つらさもありましたが、この映画のおかげもあって『40代いいじゃん!』って思えそうです」と笑顔を見せた。
劇中で浜崎さんらが披露する曲のタイトルが「LOST CONTROL」。浜崎さんは「最後までロストしっ放しだったというのが、この映画の真骨頂です。作り上げたというよりは、作ろうとして混乱を極めたという感じです」と映画の魅力をアピールした。
新田さんが「大沢さんが、なぜかいつも何かを食べているので、注意して見てください!」と見どころを明かすと、大沢さんは「編集段階での悪意を感じますね」と苦笑いを浮かべ、舞台挨拶は幕を閉じた。
『40歳問題』は12月20日(土)よりシアターN渋谷ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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