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0歳で人生を全うした男の美しいまでのラブストーリー『ベンジャミン・バトン』

妻は難産で命を落とした上、産まれてきた我が子はあまりにも醜く、思わず子供を老人ホームの軒先に捨ててしまったトーマス・バトン。赤ん坊はその老人ホームに引き取られ、「先が長くない」と言われながらも元気に育っていく。

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『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 -(C) 2008 Paramount Pictures Corporation and Warner Bros.
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 -(C) 2008 Paramount Pictures Corporation and Warner Bros. 全 3 枚
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妻は難産で命を落とした上、産まれてきた我が子はあまりにも醜く、思わず子供を老人ホームの軒先に捨ててしまったトーマス・バトン。赤ん坊はその老人ホームに引き取られ、「先が長くない」と言われながらも元気に育っていく。

その赤ん坊、ベンジャミン・バトンは産まれたときには80歳の老人の姿、そして歳をとるごとに若返っていくという、不思議な人生を送ることになる。ベンジャミンを演じるブラッド・ピットの老けた姿、そして20代の姿も含め見どころは多くあるが、何よりもケイト・ブランシェット演じるデイジーとベンジャミンの深い絆と愛が心に残る。お互いが相応の年齢でいる間は恋人として幸せな日々を送っていても、やがて一方は老け、もう一方は若返っていくことに、互いに傷つき、耐えられなくなっていく。

監督はデヴィッド・フィンチャー。ブラピとは『セブン』、『ファイト・クラブ』に続く3度目のタッグとなる。この2作品や最近の『ゾディアック』など、人間の心の奥に潜む狂気などを描いてきた監督だが、本作はこれらの作品群とは一線を画している。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』は、ベンジャミン・バトンという男が一人の女性を愛し、家族を愛し、隣人を愛し、そして自分の人生を愛した美しいラブストーリーにほかならない。

《シネマカフェ編集部》

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