伊坂幸太郎人気とどまるところを知らず! 堺雅人主演で「ラッシュライフ」が映画化
2009年だけを見ても『フィッシュストーリー』、『重力ピエロ』が公開されるなど、映画化が後を絶たない、いま一番の人気を誇る作家、伊坂幸太郎。彼がここまで注目を浴びるきっかけとなったと言える小説「ラッシュライフ」が、このたび東京芸術大学・映像研究科によって映画化、今年6月に公開されることが決定した。
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2005年に創設されて以来、昨年にも1期生である池田千尋の監督作『東南角部屋二階の女』が高い評価を受けるなど、若き才能を映画界に輩出してきた同学科。本作では、伊坂さん直々の賛同を得て、「4人の監督から成る1本の長編映画」という、邦画では珍しい手法で新しい表現に挑戦した。また、今回は同大学初の配給映画として、劇場公開への強力なパートナーに新宿バルト9の全面バックアップも加わり、撮影から劇場公開までの全過程を一貫してデジタルで実現。ローコスト、高品質な映画作りに踏み切った点も注目すべきところ。
物語は、孤高の泥棒・黒澤、神に救いを求める青年・河原崎、不倫相手と邪悪な計画を進めるカウンセラーの京子、そして職も家族も失ったサラリーマン・豊田、4人の男女を中心に、彼らの人生が交錯していくさまを描いた群像劇。黒澤を演じるのは、『ジェネラル・ルージュの凱旋』など話題作への出演が続く堺雅人。そして、京子役に寺島しのぶ、河原崎役に柄本佑、豊田役に板尾創路と、個性的な豪華俳優陣が集まり、それぞれの人生に迷いながらも歩みを進めていく姿を演じあげる。
日本の映画界を背負って立つ若き卵たちがその才能を結集させ、現代人に生きるメッセージを贈る『ラッシュライフ』。公開は今年6月、新宿バルト9にて。
《シネマカフェ編集部》
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