女装に意外にハマッた? AAA西島隆弘「盗撮は初めてです…(笑)」
2月5日に開幕する第59回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に出品される異才・園子温監督の『愛のむきだし』。上映時間4時間にも及ぶ“真実の愛”を描いたこの問題作が1月31日(土)に公開を迎え、初日の舞台挨拶には園監督をはじめ主演の西島隆弘(AAA)、満島ひかり、安藤サクラ、渡辺真起子、そして渡部篤郎が登壇した。
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映画初出演にして主演を務めた本作で、女装あり、盗撮ありと凄まじいキャラクターを演じた西島さん。「過激です(笑)。女装も盗撮もこれまでやったことがなかったので…というか、盗撮はやってたらこの場にいないですね。女装に関しては、メイクまでしっかりとやりたかったな、という気持ちです。いろいろな愛の形が表現されていますので、何かを思っていただければ嬉しいです」と笑顔で語った。
一方、満島さんは初日を迎えた喜びから感極まって号泣。「(この役を演じる前と後で)別人になったような感じです。技術はありませんが、ただ一生懸命、命を懸けてやりました。この作品で描かれているのは、たたいて、たたいてぶっ壊して、無くなるまで叩いて粉々にして、それでも湧き上がってくる純愛の形です。撮影は辛かったですけど、生まれて初めて、心から生きているという実感がありました」と涙を浮かべながらも力強く語ってくれた。
安藤さんは「スタッフを含めてみんなが愛をむき出しにしました。この4時間の中にブワーっとエネルギーが詰まってますので、グワーっと受け取ってください!」と詰めかけた観客に笑顔で呼びかけた。
開口一番「素晴らしい神父役を演じました渡部です」と挨拶した渡部さん。曰く「この映画で唯一、私がこの映画のまともな出演者」とのこと。これに西島さんは「間違いありません!」とうなずいたが、さて真相はいかに? 渡部さんはさらに「神父役ということで聖書の話などいろいろ覚えることが多くて苦労しました」とふり返った。
あろうことかその神父さんを誘惑する役どころを演じた渡辺さんは「こんなにきれいな神父にワァーって行くわけですから楽しいに決まってますよね(笑)。思いの丈を叫んで気持ちよかったです」と充実した表情を見せた。
園監督によると本作は「15年前に知人が実際に起こした事件を基に映画化したもの」だそう。西島さんは「愛してる人のために、そして愛されるためにどれだけ素直な気持ちになれるのか——? 日常では思いを寄せていながら素直になれないということが多々ありますが、この映画ではその素直な気持ちが前面に押し出されています。自分と照らし合わせながら観ていただければと思います!」と観客に向けて呼びかけた。
『愛のむきだし』は渋谷ユーロスペースほかにて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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