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北乃きい「男っぽい私を包み込んで女の子にしてくれる人が理想。岡田さんは…(笑)」

高校最後の年に付き合い始めたヒロとシュウ。けれど、地元の大学へ進学するヒロに対し、シュウは東京の大学を目指していることを言い出せないでいた…。「ロングバケーション」から「オレンジデイズ」まで多くのヒット作を放ち、“ラブストーリーの教祖”とも言うべき地位を確立してきた人気脚本家・北川悦吏子。そんな彼女が初監督を務めた『ハルフウェイ』は、その甘酸っぱさに窒息させられるような青春の恋物語。脚本家出身の北川監督のこと、セリフのひとつひとつにさぞこだわりがあるのかと思いきや、登場人物が発するセリフはほぼアドリブなのだそう。そんな思いがけない形で監督の思いを託されたヒロ役の主演女優・北乃きいに話を聞いた。

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『ハルフウェイ』 北乃きい photo:Yoshio Kumagai
『ハルフウェイ』 北乃きい photo:Yoshio Kumagai 全 7 枚
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高校最後の年に付き合い始めたヒロとシュウ。けれど、地元の大学へ進学するヒロに対し、シュウは東京の大学を目指していることを言い出せないでいた…。「ロングバケーション」から「オレンジデイズ」まで多くのヒット作を放ち、“ラブストーリーの教祖”とも言うべき地位を確立してきた人気脚本家・北川悦吏子。そんな彼女が初監督を務めた『ハルフウェイ』は、その甘酸っぱさに窒息させられるような青春の恋物語。脚本家出身の北川監督のこと、セリフのひとつひとつにさぞこだわりがあるのかと思いきや、登場人物が発するセリフはほぼアドリブなのだそう。そんな思いがけない形で監督の思いを託されたヒロ役の主演女優・北乃きいに話を聞いた。

「勘違いされがちですけど、ヒロほどかわいらしくないです!」

「セリフはほとんどアドリブで、好き放題やらせていただいちゃいましたね(笑)。ただ、ほかの映画と同じように、現場に行くときはきちんと台本を覚えて行きました。台本に書かれたセリフを言うことはほとんどなかったけれど、北川さんの台本を基に、ヒロが言いそうなことをヒロとして言葉にしていったんです」。

そんな北乃さんが演じるヒロは、「すごく真っ直ぐな女の子で、色で言うと桃色」なのだそう。
「自分と似ているのは好奇心旺盛なところくらいで、あとは正反対でしたね。ヒロみたいにかわいらしくキャピキャピした女子高生を演じるのは初めてだったから楽しかったです。私もよくヒロみたいなタイプだと勘違いされることがあるんですけど、彼女ほどかわいらしくはないです! だって、ヒロは好きな人の前で倒れちゃうんですよ(笑)。ただ、シュウに対しては付き合っていくうちにだんだん男の子っぽさを出してきたりもして、“バカヤロー”なんて言ったりも。そのあたりの変化は女の子の生態ですし、私にも誰にでもあるものかなと思います」。

「バカヤロー」と言われてしまう交際相手、シュウを演じるのは岡田将生さん。『ハルフウェイ』に続き、TVドラマ「太陽と海の教室」でも北乃さんは彼と共演しているが、「シュウのフニャフニャしているところが、実際の岡田さんに似ているかも。私のタイプではないんですけど」と屈託なく笑いながら、こっそり教えてくれた。
「岡田さんは背が高すぎるんです。高すぎて、芝居中も見上げなくちゃいけないから首が痛い! 並ぶときは大抵、箱馬に乗らなくちゃいけないんですよ。それがどれだけ屈辱だったことか…。“小さくてすいません”て、何度も言いましたもん。岡田さんの場合は背が高くてビジュアルは完璧だけど、実はお茶目な部分もあるというギャップが女心をギュッとつかむんでしょうね。私の理想は身長175cmくらいの人かな。あれ? 私の理想なんて聞いてないですか?(笑)」。

「ヒロから抜けられなくなるんじゃないかという恐怖心はありました」

と言いつつも、理想の男の子トークはさらに続く…。
「どちらかと言うと男っぽい性格なので、こんな男っぽい私を包み込んで、女の子にしてくれちゃう人が理想。シュウが相手だと私が引っ張っていかないといけないから…ダメですよねえ? だから、私とヒロは違うけれど、強く出てくれないシュウに対し、イライラしちゃうヒロには共感できました。自分の方が強い立場に立てるのって一瞬気持ちいいし、嬉しいけれど、そんな自分よりもさらに上に立とうとしてくれる男の子がいい。優しいだけじゃ物足りない、みたいな女の子の心理ですよ!」

撮影を通して、「ヒロを生きた感じ」と言う北乃さん。「“こんなに役に入ったのは生まれて初めて!”というくらい役に入ったので、ヒロから抜けられなくなるんじゃないかという恐怖心はありました。それはやっぱり物語がそうさせてくれたんだと思います」と分析する。では、その後ヒロからは抜けられた?
「完全に抜けられましたね。ヒロの女の子っぽいところが普段の自分に影響を及ぼす…こともなかったですし。そもそもヒロは“自分”なんて言わないですよね。常にかわいらしく“私”って言うと思います。すいません(笑)」。

《text:Hikaru Watanabe / photo:Yoshio Kumagai》

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