“YES”と言い続けた果てに来るものは? ジム・キャリー新境地開く『イエスマン』
何事にも後ろ向きで、「ノー」を基本姿勢とする男・カール。友達からの誘いにも、同僚からの頼まれ事にも「ノー」を貫き続ける彼は、友人に連れられて、しぶしぶながらも自己啓発セミナーへ。そこで出会ったセミナーのカリスマ教祖から「どんなことにも“イエス”と答え、人生を前向きにしてみよう!」なる教えを(無理矢理)叩き込まれ、仕方なく実践してみることにする。
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「ノー」と言えないお国柄を指摘されることが多い日本に暮らす身としては、設定自体がカルチャーギャップ。「イエス」を武器に人生を好転させ、職場で活躍するどころか、キュートな恋人とも巡り合う主人公・カールの幸運に軽い不安と疑念を覚えるが、この物語はそんな違和感にも丁寧に対応している。「イエス」と言い続けた果てに、カールが得たものは何か? 知ったことは何か? 「人生を前向きに生きることは大切だけれど、“イエス”はよく考えて言うべき」という当たり前の着地点に好感が持てる。
コミカルなノリとユーモアを愛する一方、現実的なメッセージを突きつける作品の中で、ジム・キャリーが主人公を好演。過去のコメディ作における熱気満点の彼と、近年しばしば見られるシリアスで繊細な彼の間を絶妙に行き交い、コメディ俳優としての新境地を見せている。彼と恋に落ちるヒロイン、アリソンに扮したゾーイ・デシャネルとも好相性。ジム・キャリーのコメディに拒否反応を示していた人も、「イエス」な気持ちで観てみてほしい。
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