新たな“三角恋愛”でチュ・ジフンが魅せる!「日常にある小さな幸せを感じてほしい」
日本でも絶大なる人気を得たドラマ「宮〜Love in Palace」や「魔王」で一躍脚光を浴びた韓国若きスター、チュ・ジフン。先日ジャパン・プレミアが行われた『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店』が4月25日(土)に公開されるのに続き、自由奔放で魅惑的な天才シェフを演じた“三角関係”ラブストーリー『キッチン〜3人のレシピ〜』が5月に公開される。これに先駆け、3月31日(土)、来日中のチュ・ジフンが監督を務めた新鋭の女流作家、ホン・ジヨンとともに記者会見に出席した。
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本作では、一軒の家で同居する一組の夫婦と一人の男性の禁断の三角関係を描かれる。『アンティーク』での陽気なオーナー役と打って変わって、どこか小悪魔的だが愛に正直に生きる男性・ドゥレを演じたチュ・ジフンは、「若い頃、いまよりも感情表現がストレートだった部分や、日常の中にいろんな幸せを見つけられるところは自分と似ていると思います」と共感を口にした。監督が薦めるシーンの1つに、その恋愛表現としてフランス語でラブソングを歌うシーンがあるが、「最初はフランス語が全く分からなかったので戸惑いもありました。音楽を聴いたり、フランス語の先生を呼んで特訓して撮影に臨んだのですが、最終的にはもう一回アフレコで一つ一つ発音をチェックしながら撮り直しました」と苦労の反面、新しい挑戦を楽しんだことを明かした。
また、天才シェフ役ということで、基礎的な料理の練習もこなしたチュ・ジフン。「どういうわけか役ごとに天才と呼ばれるんですが、決して僕自身は天才ではありません(笑)。料理はやっぱり手間がかかるので避ける傾向にあったのですが、映画を通して包丁さばきを習うことが出来たので、それは解決しました。残る問題は後片付けですね」と笑顔で本作での“収穫”を語った。
構想から5年、キャスティングだけで1年半をかけたというホン・ジヨン監督は「非常に長い月日でしたが、何よりも俳優の方たちに自然な演技をしていただくことが大切だと思うので、3人の調和を考えてキャスティングしました。チュ・ジフンさんを始め、本当に素敵な俳優たちのおかげで、新しい恋愛の形を表現することが出来ました」と俳優陣を称賛。元々、村上龍のエッセイ集「恋愛の格差」にインスパイアされて本作を描いた監督だが、劇中の美術など日本から発想を得た部分も多いとか。「前回日本に訪れた際に、表参道や代官山を疲れ果てるまで見て回ったのですが、映画の空間や小物はその影響をかなり受けています。日本で目にした物は本当に自然に受け入れられたし、この映画の静かでゆっくりとした雰囲気は、日本の映画に通ずるのではないかと思います」と日本に対する愛着とこだわりを見せた。そして「正直な恋愛感情は、日本でも韓国でも共通するものなので、この映画が日本でも静かに流れ、輝かしいものに育っていけば嬉しいです」とメッセージを贈った。
「自分たちが生きている、そんな小さなことが輝いて見えると思う」。そうチュ・ジフンが語る『キッチン〜3人のレシピ〜』は5月30日(土)よりシネカノン有楽町2丁目、ヒューマントラストシネマ文化村通り、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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