岡田准一、5,500人ものファンの行列に感激! 「みんなのことは忘れない」
生活の中の、何気ない“音”を通してお隣同士に暮らす一組の男女が紡ぐ恋愛模様を描いた青春群像劇『おと・な・り』が5月16日(土)に先行上映の初日を迎えた。当日発売となった400枚の初日舞台挨拶付きチケットを求めて、早朝から劇場前には5,500人ものファンが駆けつけるほどの盛況ぶりを見せる中、主演の岡田准一はじめ、麻生久美子、谷村美月、岡田義徳、池内博之、そして熊澤尚人監督が登壇した。
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この類まれなる盛況ぶりを司会者から告げられた岡田さんは「朝から並んでくれて、本当に感謝しています。大切に想っているこの映画の公開を今日迎えられて、本当に嬉しいです。5,500人のみなさんのことは忘れません」と深く感謝。撮影をふり返り「昨年、1か月ちょっとの間でしたが、少人数で糸を紡ぐように想いを込めて、監督やキャストのみなさんととても楽しく作りました。この作品に関わって、芝居や現場がすごく好きなんだなと改めて感じました」と心境を語る岡田さん。本作では30歳という人生の岐路に立つ等身大の男性を演じたが、「自分も30歳を前に、いろいろと考えているときにちょうどこの作品のお話をいただいたので、いまやるべき作品になればと思い、臨みました」と、本作が自身のターニングポイントとなったことを明かした。
同じく30歳で夢と現実の間で揺れるヒロインを演じた麻生さんは、本作のもう一つの主役である“音”に触れ、「観終わった後、自分の耳の感覚が変わっているのが分かる、そんな映画です。ぜひ耳を澄まして、この映画を観て、聞いてもらえたら、映画館を出た後、普段聞いている“音”がどれだけ自分にとって素敵な、愛しい“音”なのか、改めて分かると思います」とアピール。そして「この映画は、長い人生の中で一度立ち止まって、そこから考えてからもう一度歩き出す、そういう立ち止まる瞬間が描かれている作品なので、いま自分が置かれている状況や仕事などで悩んでいる人も、この作品を観て何か感じ取ってもらえたらと思います」と優しく語りかけた。
熊澤監督は、「いままでに観たことのない、岡田准一さんの渋みのある芝居が入っています。また、みんなの芝居に見どころがたくさんありますので、楽しんで観てもらえたら」とキャストの演技に称賛を捧げた。
主人公を取り囲む個性豊かなキャラクターたちの青春群像劇も見どころの本作。これまでのイメージを一新し、関西弁の弾けたキャラを演じた谷村さんは、「すごく雰囲気の良い作品の中で、岡田准一さん演じる聡をすごくふり回す女の子の役を演じました。すごくうざったいキャラクターですが、嫌いにならずに最後まで観て下さい」と自虐気味に自らの役をアピール。
麻生さん扮する七緒に想いを寄せるコンビニ店員役の岡田さんは、役どころについて「あまり多くは語れないのですが…」と意味深コメント。「30歳の転機は自分の中にもありましたので、たくさんいろんなことを考えさせてもらった作品でした」と作品をふり返った。
カリスマモデル役の池内さんはというと、「いま、コンビニに行くと『おと・な・りメロンパン』と『おと・な・りコーヒー(聡と七緒のブレンド珈琲)』というのが売っていますので、それを食べて、飲んで、この映画について語ってください」と、映画のタイアップ商品を抜かりなく紹介しつつも、「当たり前の日常生活をとても大事にしたいと思う、そんな不思議な感覚をもらえた作品でした」と確かな言葉で語った。
そして、最後に岡田さんから「この映画は本当に優しい映画です。言葉の間にいろんな細かい感情が散りばめられているので、それを拾ってほしいなと思います。また、最後のエンドロール部分で“音”にまつわるところがあるので最後までゆっくり観てください」というメッセージが贈られ、会場は盛大な拍手と歓声で埋め尽くされた。
『おと・な・り』は恵比寿ガーデンシネマ、梅田ガーデンシネマ、伏見ミリオン座、シネ・リーブル神戸にて先行上映中、5月30日(土)より全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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