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ジェニファー・ロペスの手がけるファッション・ブランドが生産中止に

自らの愛称を冠したブランド「JLO by Jennifer Lopez」を2001年から展開してきたジェニファー・ロペスが、姉妹ブランドの「Sweetface」を休止することが判明した。

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『エル・カンタンテ』 -(C) 2006 R-Caro Productions, LLC.  All Rights Reserved.
『エル・カンタンテ』 -(C) 2006 R-Caro Productions, LLC. All Rights Reserved. 全 1 枚
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自らの愛称を冠したブランド「JLO by Jennifer Lopez」を2001年から展開してきたジェニファー・ロペスが、姉妹ブランドの「Sweetface」を休止することが判明した。

「Sweetface」は「JLO」の成功を受けて2003年からスタートしたが、現在流通している2009年春コレクションを最後に生産が中止されるという。高級志向のラインで知られる「Sweetface」だが、会社の出した声明によれば「新しいメッセージと、これまでとは違う新しいファッションを携えて、Sweetfaceは再度展開する計画」というが、具体的な再開時期は明らかにされていない。

ファッション好きが高じて、自らブランドを立ち上げたジェニファーだが、実際にビジネスとなると浮き沈みが激しかった。「Sweetface」は2006年には2億ドルの売り上げを記録したといわれるが、「JLO」はアメリカ市場からは2007年に撤退。アーバン・ストリート・ウエアの「JLO」とハイファッションの「Sweetface」の中間を目指したラインも2007年9月にスタートしたが、こちらは数シーズンで休止してしまった。

ジェニファーはファッション・ビジネスと並行して、2003年には映画製作会社「ニューヨリカン」を設立している。2005年からは夫・マーク・アンソニーが伝説のサルサ歌手エクトル・ラボーを演じた『エル・カンタンテ』の製作および出演(エクトルの妻役)にとりかかっていた。2つの激務を両立させるのは、さすがのジェニファー・ロペスでも厳しかったようだ。

《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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