※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【どちらを観る?】ビョンホンの“ワル”なスマイルが光る、夏のアクション2大作

キラー・スマイルの異名を持ち、韓流ブームの先駆者として多くの女性の心をつかんできたアジアのスター、イ・ビョンホン。そんな彼が、愛に狂ったマフィアのボスを演じた『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』に続いて、またまた悪役に挑戦している。新作の『G.I.ジョー』と『グッド・バッド・ウィアード』。いずれも“超”が付くほど徹底した悪役だ。笑顔、真摯、セクシーという固定イメージが強いビョンホンが3作続けて悪役を演じるというのは何とも興味深い。

最新ニュース コラム
注目記事
『グッド・バッド・ウィアード』 -(C) CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO.,LTD ALL RIGHTS RESERVED.
『グッド・バッド・ウィアード』 -(C) CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO.,LTD ALL RIGHTS RESERVED. 全 3 枚
拡大写真
キラー・スマイルの異名を持ち、韓流ブームの先駆者として多くの女性の心をつかんできたアジアのスター、イ・ビョンホン。そんな彼が、愛に狂ったマフィアのボスを演じた『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』に続いて、またまた悪役に挑戦している。新作の『G.I.ジョー』『グッド・バッド・ウィアード』。いずれも“超”が付くほど徹底した悪役だ。笑顔、真摯、セクシーという固定イメージが強いビョンホンが3作続けて悪役を演じるというのは何とも興味深い。

アクション・フィギュアの原点であるG.I.ジョーの実写映画化『G.I.ジョー』で演じるのは、世界最悪のテロ組織“コブラ”に雇われている暗殺者・ストームシャドー(写真右上)。ビョンホンと言えば真っ白なスーツと言うほど“白”が似合う男であるが、今回のコスチュームも白! もちろんパーフェクトに似合っている。そして、忍者、マーシャルアールの達人、二刀流という肉体的に難しい役どころをこなし、さらに内面的な葛藤を滲ませる──悪の中にかすかな善を匂わすことができるのは、ビョンホンが生まれながらに持ち合わせた表現力ゆえ。子供時代のライバル意識が原因で悪の道を選んでしまったストームシャドーが、幼少からのライバル・スネークアイズと一騎打ちするクライマックスが最大の見せ場となっている。

一方、イ・ビョンホン、ソン・ガンホ、チョン・ウソンという韓流スター集結の『グッド・バッド・ウィアード』では冷酷なギャングのボス、パク・チャンイ(写真上)を好演。前述の2作でもそれぞれインパクトの強い悪役を演じているが、この作品もかなりのワル! おまけにイカレ度が半端ないのだ。パク・チャンイがこだわるのは何が何でも1番であることで、絶対に負けを許さない自尊心の持ち主。というわけで、本作にはラブストーリー作で見せるような色気のある眼差しは存在しないが、執拗で、残忍で、野蛮なかたぶつ男を演じる鋭い視線に釘付け! そんなビョンホンがたまらなく格好いい。また、注目すべきはアクション満載であるにもかかわらずCGの助けを借りていないという点。賞金ハンターの“グッド”、ギャングのボス“バッド”、間抜けなこそ泥“ウィアード”の3人が、1枚の地図に書かれたお宝をめぐって繰り広げる100%リアルなアクションは、圧巻で、バカバカしくて、面白いのだ。

全身白ずくめの忍者スタイルで、世界征服を企む暗殺者を演じた『G.I.ジョー』か? それとも拳銃片手に馬にまたがり、大陸狭しと暴れまくる『グッド・バッド・ウィアード』か? より危険な男を感じさせるのはどっちのイ・ビョンホン?

《text:Rie Shintani》

特集

関連記事

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]