続報! ニコラス・ケイジ主演作をめぐる米独の監督2人のバトルのゆくえ
今年のヴェネチア国際映画祭のサプライズのひとつは、コンペティション部門に同じ監督の作品が2本エントリーされたこと。その監督はドイツの名匠、ヴェルナー・ヘルツォークで、『Bad Lieutenant: Port of Call New Orleans』(原題)と『My Son, My Son, What Have Ye Done?』(原題)の2本を出品しているが、前者がちょっとした物議を醸している。
最新ニュース
ゴシップ
-
「思ったよりお似合い」イ・ジョンソクとムン・ガヨン、香港での目撃談が話題!
-
ナタリー・ポートマンがダークサイドに? 主演作がヴェネチアでオープニング上映決定
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦

タイトルが示す通り、『Bad Lieutenant: Port of Call New Orleans』はアメリカのアベル・フェラーラ監督の1992年の作品でカルト的人気を誇る『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』にインスパイアされた作品と言われていたが、ヘルツォーク自身はそれを観ていないと言い、2本の作品を比較すべきではないと話している。
実はフェラーラも最新作『Napoli, Napoli, Napoli』(原題)がコンペティション外で上映されるため、ヴェネチアに滞在中。自作のタイトルを使われたことに気分を害し、「あいつらが地獄に堕ちればいい」と話している。だが、この発言はヘルツォークや主演のニコラス・ケイジに向けてではなく、プロデューサーに対してだという。ロイターの取材にフェラーラは「あの作品(『バッド・ルーテナント』)を作ったときは、誰も金がなかった。それが今度は、タイトルを再利用して、何百万ドルも儲けようとしている。その内の1人は私の作品に関わった人間だ。これは許し難いことだ」と語っている。
フェラーラの怒りを耳にしたヘルツォークは「アベル・フェラーラには私の映画を観てもらいたい。もし観てくれたのなら、私も彼の作品を観ることを約束する」と言い、「ウィスキーでも飲みながら、彼と話したいね」と付け加えた。ちなみにフェラーラの答えは「私はウィスキーは飲まない。私が飲むのはビール、バドワイザーだ」とのこと。
特集
関連記事
-
ナタリー・ポートマンがダークサイドに? 主演作がヴェネチアでオープニング上映決定
最新ニュース -
清水崇、アジア代表でヴェネチア入り ジャパニーズ3Dホラーに1,000人驚愕!
最新ニュース -
M・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻! 上映後10分間観客総立ち
最新ニュース -
ジョージ・クルーニー、恋人についての質問にCMのキメ台詞で切り返し!
最新ニュース -
マット・デイモン、主演するソダーバーグ監督の新作を携えてヴェネチア映画祭に登場!
最新ニュース -
ニコラス・ケイジ&エヴァ・メンデス、波紋を呼ぶ一作を引っさげヴェネチア入り
最新ニュース -
M・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ! ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品
最新ニュース -
塚本晋也最新作、ヴェネチア国際映画祭出品決定 初コンペ出品の快挙!
最新ニュース
この記事の写真
/