草刈正雄の愛娘、危うくマムシに襲われる羽目に!? 『蘇りの血』公開記念イベント
『青い春』や『空中庭園』など斬新な世界観で多くのファンを魅了する、豊田利晃監督4年ぶりの最新作『蘇りの血』がまもなく12月19日(土)より公開される。これを記念して、6日(日)、豊田監督はじめ、主演の中村達也に、草刈正雄の愛娘で、本作での熱演で注目を浴びる草刈麻有、渋川清彦がタワーレコード渋谷店にてトークイベントを行った。
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まずは監督による、それぞれのキャストの役どころについての紹介からスタート。按摩のオグリ役の中村さんについては「人間の野生のエネルギーの表現者は達也さんしか思いつかなかった。按摩の練習を五反田にあるマッサージ屋さんで練習してもらったんですが、すごく上手で褒められていました。あと、達也さんの筋肉が『オリンピックのアスリート並みに柔らかくて素晴らしい』とも言われてました」と意外な肉体美をアピール。一方、初々しさを感じさせる草刈さんに対しては、「本物の姫が来てくれて嬉しい」と手放しで喜んだ。その草刈さんはというと、「男性ばかりの現場で恐くなかったか?」との質問に「全然平気でした。優しい人ばかりだったので楽しかった」と年上の男性キャスト陣にすっかりなついた様子。
本作は下北半島の大自然の中で撮影されたが、思い出を尋ねられた監督は「東京にいたら滅多に見れない“物の怪”のようなものを感じた」と告白。すると、中村さんは思い出したように「そういえば、湖のほとりで大きいアオダイショウが出た」と語ったが、監督によれば、実はこれ、アオダイショウではなくて本当はマムシだったのだとか…。「みんなを怖がらせないように毒がないアオダイショウって言ってたんです。後で本当のことは言いましたけど、達也さんはいままでアオダイショウだと信じていたみたいです」と弁解すれば、渋川さんは「草刈さんはそのマムシがいる湖にプカプカ浮いていたんですよ」と、何とも無用心な現場の状況を明かした。
当の草刈さんは、最後に「テストが近いから頭が一杯で緊張してうまく話せずすみません。でも、この映画は多くの人に観てほしいと思っています!」とぎこちなくも一生懸命アピール。豊田監督は、「渋谷と真逆の世界観がこの映画の中にはあります。渋谷が嫌いな人には気に入ってもらえると思います」と、何とも豊田監督らしい至ってマイペースなメッセージでイベントを締めくくった。
『蘇りの血』は12月19日(土)よりユーロスペースほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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