『おくりびと』脚本家が、あの名作「みなしごハッチ」を再映画化!
TVアニメとして70年代と80年代に2度にわたって放映され、大ヒットを記録した「昆虫物語みなしごハッチ」が、装い新たに『昆虫物語みつばちハッチ』として映画化されることが決定した。
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スズメバチの襲撃によって、母親や仲間とはなればなれになったミツバチのハッチの苦難の旅を描いたオリジナル版「みなしごハッチ」は、「ヤッターマン」などでも知られるタツノコプロによって制作され、1970年の4月より91回にわたって放映されて大きな反響を巻き起こした。その後、命を落とした母の遺志を継いだハッチと妹のアーヤの姿を描いた続編「昆虫物語新みなしごハッチ」が74年4月から26回にわたって放映、さらに89年には完全リメイク版として再び「昆虫物語みなしごハッチ」(全55回)が放映された。
オリジナル版放映から40年の時を経て映画化される本作『昆虫物語みつばちハッチ』は、オスカー受賞作『おくりびと』の脚本家として知られる小山薫堂を総合プロデューサーに迎えて製作される。今回の映画化の背景にあるのは、昨今、叫ばれているミツバチの急激な減少問題。実際、日本でも農作物の受粉用のハチまでも不足する事態になっており、こうした現状を踏まえ、この問題にも注目が集まるようなプロモーション展開を行っていく予定。
オリジナル版の物語の基本的骨子はそのままに、母親と仲間を探すハッチの旅と共に、人間の少女・アミィとの不思議な出会いがあり、TV版では決して描かれることのなかった、ハッチと人間の交流も描かれるという。
小山さんは今回の映画化決定に際し「お話をいただいたときに、今度はアニメだと聞いて正直驚きました。『みなしごハッチ』と言ったら、ボクが小学生の頃に放送されていた懐かしいアニメ。これをどうやって料理すれば、子供から大人までオモシロく観ることができる映画になるのか? 当時の映像をひっぱり出して考えてみました。どんな虫だって小さな命がある。そのことを子供にも、そして大人にも気付いて欲しくて、この映画では虫の視点を大切にしています。アミィは、人間の世界と唯一繋がっている虫たちの代弁者。この小さな女の子が虫を守る姿に共感することで、観ている人が少し優しい気持ちになってくれれば嬉しいなと思っています」とコメントを寄せている。
日本版&ミツバチ版『ファインディング・ニモ』とも言える本作。40年前の感動がスクリーンで甦る! 『昆虫物語みつばちハッチ』は2010年7月31日(土)より公開。
《シネマカフェ編集部》
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