ガレッジセール インタビュー 「次世代ヒーローはモルモット」空前の大ブーム到来?
『スパイアニマル・Gフォース』侮りがたし! モルモットが主人公の映画と聞いて、“子供向け映画”と思っていると、あっと驚かされること請け合いである。何と言っても製作総指揮を務めるのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで知られるハリウッド随一の剛腕プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマー。この男が関わっている限り、ただのアニマルムービーにとどまるわけがない! フカフカの毛を持ったキュートなモルモットたちがハードなアクションを繰り広げる映像と、練りに練られた物語に思わず引き込まれてしまうはず。モルモットによる最強のスパイチームのミッションを描いた本作の日本語吹き替え版に揃って参加しているのが、ガレッジセールのゴリ&川田広樹。本作でも絶妙のボケとツッコミを披露…と思いきや意外にも(?)ゴリさんが、しっかり者のチームリーダー・ダーウィンを演じ、食いしん坊のボケキャラ・ハーレーを川田さんが担当している。映画の公開を前に2人に映画の見どころを聞いた。
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——まずはモルモットが主人公の映画でその声を担当すると聞いたときの感想は?
ゴリ:最初はハムスターかと思ったんですよ。正直、モルモットってなかなか主人公にはなれない動物じゃないですか? 普通、ペットで飼うのもハムスター。パッと見、モルモットって意外と大きくてかわいくない(苦笑)。ハムスターより子供に人気もなくて、ないない尽くしのイメージでした。どう映画にするんだ? と思って観てみたら衝撃でした。これはモルモットじゃなきゃダメだな、と。
——具体的にどのあたりが?
ゴリ:実際、CGがものすごく細かくてリアルで、間近にモルモットを感じられるんですが、かわいらしさとハムスターにはない勇敢さがある! 次回から『007』の主人公はモルモットになると思う(笑)。それくらいハマってます。モルモットの声は初めてでしたが…。
川田:誰だってそうだよ!
ゴリ:あ、お前も(笑)?
——川田さんの印象は?
川田:はい、僕は以前、鴨の声をやらせていただいたことあるんですが(※『キャプテン・ウルフ』)、鴨がセリフ話すのかと思ったら「グワァ、グワァ」って鳴く声だけ…。で、今回モルモットということでどんな声で鳴くのかな? と思ってたら、いざ、フタを開けてみるとちゃんとセリフがありました(笑)。次はどんな動物が来るか楽しみです。
ゴリ:いやぁ、鳴くだけじゃなくて良かったよな! 鳴くことがトラウマになってたもんな? 「グワァ」って本当の鴨の鳴き声で良かったんじゃないかって(笑)。
川田:いや、(監督が)「川田さんの『グワァ』じゃないと意味ない」って。
ゴリ:実際、その映画観ると、川田の「グワァ」は最高でしたけどね。
——どんでん返しあり、アクションありでかなり見応えのある内容になってますね。
ゴリ:まず、動物がスパイをすることで不可能なことが可能になる。それから思わぬところに敵がいたり、思わぬ奴に助けられたりと最後まで心臓を休ませてくれない! 男心をくすぐりますね。
川田:最初は「子供が観て、かわいい! って感じの話かな?」とか思ってたけど、ストーリーもアクションも大人の僕が観ても楽しめる。『ミッション・インポッシブル』観てるような感覚でしたね。
ゴリ:『ミッション・インポッシブル』も次はトム・クルーズからモルモットにってぐらい(笑)、モルモットが大人気になること間違いないね。
——演じられた役柄で自分と似ていると感じたところはありますか?
ゴリ:まあダーウィンっぽいって言えばぽいかもしれないですね。お笑い芸人という職業柄、(ボケ役の)ハーレーでないといけないんだけど、僕って根が真面目だったり熱血の部分があるんで、ディズニーさんもそこを見抜いて僕に…(笑)。そういうポジティブなとこもダーウィンです!
川田:僕は、最初にハーレー見たとき、ガッチリ系でトサカがあって…「あれ? 相方(ゴリさん)か?」って思いました。ちょっと抜けてて甘いもの大好き。これで釣り好きだったら僕そのままですね。
——先ほどからおふたりの口から『007』や『ミッション・インポッシブル』など映画のタイトルが出ていますが、普段、映画はよく観るんですか?
ゴリ:ぼくはカバンに常にDVDプレイヤーを入れてて、移動中は映画観てますね。
——お好きな映画、影響を受けた作品やヒーローは?
ゴリ:小さい頃はジャッキー・チェンですね。最近見たDVDの中では『リトル・ミス・サンシャイン』が良かったですね。
川田:僕は最近は、子供の影響でアリエル(ディズニーの『リトル・マーメイド』)をよく観てます。何回も子供が観てて、それ観てるうちに僕も楽しくなってきて「うわ、魔女だー」とか。
ゴリ:そうそう、子供中心になりますね! 昨日もうちの犬が、スティッチのぬいぐるみ噛んじゃって…(苦笑)。
映画について、役柄についてと話す2人は本当に楽しそう! 楽しさを伝える、周囲を楽しませるのが大好きな2人の人柄が伝わってきたが、そんな2人のいつものボケ&ツッコミとはまた違った、映画でのクスリと笑えてホロリとくるやりとりにご注目!
《シネマカフェ編集部》
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