仲里依紗×中尾明慶インタビュー 撮影をふり返り…激辛コメント続出でタジタジ
筒井康隆のSF短編小説を大林宣彦監督、原田知世主演で映画化した『時をかける少女』。同名のタイトルを掲げた本作は、原田知世が演じたヒロイン、芳山和子の娘・あかりを主人公にした物語だ。現代を生きる女子高生・芳山あかりは、ひょんなことから1972年にタイムリープ。母が青春を送った70年代で、ある目的を果たそうとする…。あかりを演じた仲里依紗と、彼女が70年代で出会う青年・涼太役の中尾明慶に話を聞いた。
最新ニュース
インタビュー
-
『トンイ』女優ハン・ヒョジュ、ミラノで自由を満喫!飾り気のない姿に“ほっこり”【PHOTO】
-
仲里依紗×行定勲監督インタビュー 監督も魅了された無防備な素顔
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦

「気さくな人かなと思っていたんですけど、私と一緒で意外と人見知りでした」と仲さんが先制すれば、「人見知りしていたわけじゃなく、里依紗ちゃんが可愛すぎて話せなかったんです!」と返す中尾さん。インタビュー中、息もぴったりのふたりは、ほのかな恋心を抱き合う役どころに扮した。
「そうやってね、もう口が上手いんですよ。でも、仲良くなれるように頑張ったのは私です! 今回は主演の立場でしたし、共演者とのコミュニケーションを取らなくちゃいけないなって」と言う仲さん。「正直、最初は絡みづらいなと思ったんですよ。年齢の近い女の子との共演なんてあまりないし、里依紗ちゃんには不思議ちゃんなところがあるし、“どうしようかな?”って」と告白する中尾さんだが、「そう思いつつも僕は全く頑張らなかったので(笑)、仲里依紗ちゃんのおかげです」と、堂々たる主演ぶりだった仲さんを讃える目は真剣だ。
仲さん演じる芳山あかりは、何事にも動じない現代っ子。持ち前のポジティブさで、70年代に馴染み始める。
「客観的に見て、すごくいい子だなと思います。さすがは原田知世さんが演じられた芳山和子の娘だなって。私自身は勉強が苦手なんですけど、あかりは大学にも合格しているし、周囲を明るく照らせるのが魅力。何せ“時をかける”役ですから、その明るさは大切に演じようと思いました。ただし、ちょっとしたところを間違えたり、微妙に残念なところは私自身と似ているかも(笑)」。
一方、中尾さん演じる涼太は映画監督を目指す大学生。未来からやって来たあかりと出会い、彼女と行動を共にする。「涼太は好きなことに一生懸命取り組んでいて、他人のことも思いやれる。そこに男を感じましたね」と語る中尾さんだが、宿のないあかりが涼太のアパートに泊まりたがる物語前半の展開については…。
「あのときの涼太の複雑な気持ちは、もちろん男として理解できますね。“僕の家なんだけど、どうしよう…”って。でも、亮太は戸惑っていましたが、僕だったらすぐに泊めてあげます!」
こう断言する中尾さんに対し、仲さんから「ちゃらい〜」の一言が。「いや、それはどんな男でもそうですよねえ?」と同席していたスタッフたちに助けを求めるものの、誰ひとりとして頷かない状況に愕然とし、「何だよ〜!」とハメられた感たっぷりになる中尾さん。まるで、劇中のあかりと涼太そのもののようだ。
ただし、「中尾くんは涼太ほど優しくないです」と仲さん。「そんなことないだろ?」と焦る中尾さんはさておき、その真意は?
「携帯にメールしたんですけど、全く返ってこなくって! メールアドレスを登録しようかしまいか考え込んじゃいました。“これはどうしたものか?”と。その後やっとメールが来たんですけど、慣れてないからなのか改行のポイントがおかしくて。“。”も“、”もびっくりマークもなかったし…」。
中尾さん、反論をどうぞ。
「携帯を変えたばかりだったから、使いこなせてなかったんです。本当は絵文字を使いたいくらいでしたよ!」
“メール事件”はともかく、本当は「携帯のない時代の恋愛って、いいなと思います」と言う仲さん。70年代を舞台にした甘酸っぱい恋愛模様を演じ、思うところがあったようだ。
「個人的には、70年代の男の人の方がいいなって思える部分もあります。何ていうか、70年代って本物の草食と肉食に分かれていそうじゃないですか。それが現代になると、がっついていない風を装ってモテるのを狙う“猫かぶり草食”もいるから危険(笑)。それに、最近本編を観直してまた好きになったシーンがあるんですけど、涼太があかりの帰りを雨の駅で待っているシーンがすっごくいいんです。今の時代だと、雨が降り出したからといって誰かを駅まで迎えに行くとしても、“何時ごろ着くの〜? 着いたらメールして”なんてメールをするじゃないですか。そういった予告もなく待ってくれているのがすごく嬉しいし、何だかいいなって。あかりと涼太の可愛らしくてピュアな恋愛模様を、観てくれる人にも楽しんでもらいたいですね」。
中尾さんも、あかりや涼太をめぐる人間ドラマが物語の核になっていると頷く。
「世の中って、ものすごく目まぐるしく変化していますよね。でも、人と人のつながりに関しては何も変わらない。友達、家族、好きな人同士を想い合う気持ちは変わらないと思うんです。ただ、時代が変わったことで、それを表現したり、伝え合ったりするのは難しくなってきている。この映画を観ることが、人を思う気持ちなどを見つめ直すきっかけになってくれたら嬉しいですね。そんなメッセージの詰まった映画ですから」。
特集
関連記事
-
仲里依紗×行定勲監督インタビュー 監督も魅了された無防備な素顔
最新ニュース -
ドSから尽くす女に束縛女…仲里依紗の過激“妄想”5段階変化の画像が到着!
最新ニュース -
仲里依紗が妄想の中で成宮寛貴、林遣都ら5人のイケメンとヤバい恋に落ちる?
最新ニュース -
ゼブラクイーン×『時かけ』 仲里依紗、正反対の2役のコラボポスター完成
最新ニュース -
仲里依紗 初海外映画祭「カムサハムニダ」に大歓声 「サイコーだ」
最新ニュース -
仲里依紗『時かけ』を引っさげ訪韓決定! プチョン映画祭出品が決定
最新ニュース -
仲里依紗、地元・長崎で『時かけ』舞台挨拶 祖母からのサプライズ花束に思わず涙
最新ニュース -
仲里依紗 中尾明慶の歌に正直コメント? 「普通じゃん!」
最新ニュース -
仲里依紗、いきものがかりと再タッグを約束!? 『時をかける少女』舞台挨拶
最新ニュース -
仲里依紗版『時をかける少女』を大林監督大絶賛 「時かけ映画祭」
最新ニュース -
仲里依紗「目標あれば速く走れる(笑)」 バレンタインに200人ファンサービス
最新ニュース -
いきものがかり、あの名曲「時をかける少女」をカバー インディーズ曲も挿入歌に
最新ニュース -
仲里依紗、中尾明慶の「さんまさんみたい」な姿がツボ 『時をかける少女』完成
最新ニュース -
はかま姿の仲里衣紗、アニメに続いて実写版『時かけ』主演! 70年代に飛ぶ
最新ニュース
この記事の写真
/