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『瞬』トークイベント 原作者・河原れんも堀内葉子も岡田将生の優しさにキュン!

北川景子、岡田将生の共演作として注目を集める映画『瞬 またたき』の試写会が6月4日(金)、都内で開催され、上映後に映画の原作となった小説「瞬」(幻冬舎刊)を執筆した作家の河原れん、タレントの堀内葉子によるトークイベントが開催された。

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『瞬 またたき』トークイベント
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北川景子、岡田将生の共演作として注目を集める映画『瞬 またたき』の試写会が6月4日(金)、都内で開催され、上映後に映画の原作となった小説「瞬」(幻冬舎刊)を執筆した作家の河原れん、タレントの堀内葉子によるトークイベントが開催された。

河原さんにとって「瞬」は処女小説だが、デビューには意外なきっかけが——。「大学卒業後すぐに、病気で自宅療養することになり、それで小説を書いて出版社に送ってみたら連絡があったんです」とのこと。物語については「人間の本能、心の奥底に潜在的にあるものに興味があるんです。それを難しい方法ではなく、いかに読者に伝えるか? と考えたらこういう話になった」と説明してくれた。漢字一字のタイトルについても「最初は不評だった」と明かしつつ「一瞬…まばたきをするような短い時間でありながら、煌くような時間、という気持ちを込めました。人生は一瞬、一瞬の積み重ね。辛いときも含めて全ての時間を大切にしてほしい、という思いでこのタイトルにしました」と語った。

堀内さんは、河原さんの言葉に耳を傾けながら「映画を観て『自分の恋愛ってどうなんだろう?』って考えさせられました」とちょっぴり苦笑まじりにつぶやく一方、北川さん演じる泉美と岡田さん演じる淳一について「2人の絆が本当に美しく見えました」と目を輝かせた。

映画では2人がバイク事故に遭い、淳一は命を落としてしまい、泉美も事故の瞬間の記憶を失う。この衝撃的な展開について河原さんは「ケネディ大統領が暗殺されたときの(妻の)ジャクリーンのある行動に感動した」ことから発想したと説明。劇中の泉美と淳一の行動に話がおよぶと河原さんは「きっと全ての女性の中にある本能」と語り、堀内さんも「(自分も)考える前に行動するのでは? と思います。こういう恋愛をしたいな、と思いましたね」と頷いた。

観客からの「物語は自身の体験を基にしたもの?」という質問に河原さんは「よく、そう聞かれます。親戚から『あんたもずいぶん辛い思いを…』って電話が掛かってきましたが(苦笑)、全く違います! (自分の体験は)3%くらいですね」と答え、会場の笑いを誘った。また、映画のキャスティングについては「景子ちゃんはすごくきれいな女優さんなのに、どこにでもいそうな女の子になってて、岡田くんはハンサムで優しいのに、淳一のポワンとした感じを出してくれている」とご満悦の様子。特に、劇中、磯村一路監督がオリジナルで作ったというシーン、泉美の頭にボールが当たる場面について「泉美が、ボールを受けなかった淳一に怒り、淳一が泉美の頭をなでるんですが、そのとき、(手の甲で)こうやってなでるんです。それは、いままで地面に手の平をつけていたから、という気遣いなんですが、そういう優しさがたまんない。これ、監督の演出じゃなくて岡田くんが自分でやってるんですよ!」と熱弁。完成した映画に対する“愛”をたっぷりと感じさせてくれた。

『瞬 またたき』は6月19日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。

『瞬 またたき』ロケ地を巡る縁結びツアー
http://www.cinemacafe.net/tour/matataki/

《シネマカフェ編集部》

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