松嶋菜々子 アジア版『ゴースト』にろくろシーン「あります」
松嶋菜々子と韓国の人気俳優ソン・スンホンがW主演する映画『ゴースト もういちど抱きしめたい』(大谷太郎監督)の完成披露試写会が10月12日(火)、東京・有楽町の丸の内ピカデリー1で行われ、“ろくろ”の名シーンが初公開された。
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1990年に日本公開された故パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア主演の世界的ヒットラブファンタジーのアジア版で、事故で命を落とした日本人女性・七海(松嶋さん)がゴーストとなりながらも恋人の韓国人青年・ジュノ(スンホン)に寄り添い、ある危険から守ろうとする姿を描く物語。
8月に行われた製作会見では、オリジナル版の中で有名な、スウェイジがデミを後ろから抱いてろくろを回すシーンの存在について松嶋さんが言葉を濁していたが、この日は「あります」と明言。会場からは歓声が起きた。大谷監督が「オリジナル版では付き合っていた2人がろくろを回していましたが、僕たちは付き合って初めてキスをするシーンにしたので、できるだけ初々しく、フッと近づくシーンにしました。最初に観る方は2人の表情に注目していただきたいですが、僕は松嶋さんが後ろから彼に抱かれて気持ちを持っていかれて、竹ヘラを持っている右手が宙に浮いた感じのところが好きです」と念入りにPR。観客の笑いを誘った。
さらに、11月25日(木)からの韓国公開が決まったことも発表された。スクリーン数は調整中。スンホンは「少し前に聞いて、本当に嬉しく思っています。韓国の観客も期待してくれていると思います。監督や共演した俳優のみなさん、よければ韓国に来ていただければと思います」と初日挨拶のお誘い。松嶋さんは「相手役がソンさんと聞いたときから、あちらでも公開されるといいなと思っていました。向こうの劇場に行ってみるのもいいなと思っています」と訪韓に向けて前向きだった。
ほかに共演の鈴木砂羽、橋本さとし、子役の芦田愛菜が出席。愛菜ちゃんはスンホンの印象を「かっこよくて優しかった」、松嶋さんについては「背が高くてキレイ」と素直に語り、スンホンさんから頭をナデナデ。劇中、韓国語の台詞がある鈴木さんは「スンホンさんに発音を教えてもらいました」と話し、スンホンの女性ファンから「いいなー」、「えーっ!?」などの声を浴びて苦笑いしていた。
『ゴースト もういちど抱きしめたい』は11月13日(土)より全国にて公開。
《photo / text:Yoko Saito》
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