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海老蔵&瑛太出演の『一命』カンヌ出品! ブラピ主演作ほか強敵とコンペで激突

市川海老蔵が主演する『一命』の共演陣が新たに発表され、瑛太、役所広司、満島ひかりが出演していることが明らかになった。本作は、第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されることも決定! 今年のカンヌのコンペには、河瀬直美監督の『朱花(はねづ)の月』も出品されることになっているほか、アメリカからは最大の注目作としてブラッド・ピット&ショーン・ペン共演の『ツリー・オブ・ライフ』も参加することに。例年にも増して大きな盛り上がりを見せそうだ。

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第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品が決定した『一命』
第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品が決定した『一命』 全 4 枚
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市川海老蔵が主演する『一命』の共演陣が新たに発表され、瑛太、役所広司、満島ひかりが出演していることが明らかになった。本作は、第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されることも決定! 今年のカンヌのコンペには、河瀬直美監督の『朱花(はねづ)の月』も出品されることになっているほか、アメリカからは最大の注目作としてブラッド・ピット&ショーン・ペン共演の『ツリー・オブ・ライフ』も参加することに。例年にも増して大きな盛り上がりを見せそうだ。

三池崇史監督による3D時代劇として注目を集める『一命』の原作は、1958年に発表された滝口康彦による小説「異聞浪人記」。1962年に仲代達矢、三國連太郎らをキャストに迎え、小林正樹監督の手で『切腹』として映画化されたが、このたび再び映画化されることに。

武家社会に立ち向かった2人の侍の姿を描いた本作。主人公の元芸州藩士の浪人・津雲半四郎を海老蔵さんが演じ、半四郎の娘婿で同じく元芸州藩士の浪人・千々岩求女(ちぢいわ もとめ)を瑛太さん、その妻で半四郎の娘の美穂を満島さん、そして井伊家家老の斎藤勘解由を役所さんが演じることが明らかに。また、世界的プロデューサーとして名を馳せるジェレミー・トーマスが企画・プロデューサーを担当。そのジェレミーのプロデュース作品『戦場のメリークリスマス』、『ラストエンペラー』などで音楽を担当してきた日本が世界に誇る音楽家・坂本龍一が、本作でも音楽を担当する。

三池監督は今回の出品について「いつもと同じ春ならば、どんなに嬉しかったことでしょう。でも、だからこそ、しっかり顔を上げ、前進あるのみです」とコメント。カンヌ、ベルリン、ヴェネチアという世界の3大国際映画祭のコンペティション部門に、実写の3D作品が出品されるのは初めて。『HARA-KIRI:Death of a Samurai』という海外版タイトルで殴り込みをかける!

『一命』のほかに邦画では、河瀬監督の『朱花の月』もコンペティション部門に。原作は坂東眞砂子の「逢はなくもあやし」(集英社文庫刊)。奈良県飛鳥地方を舞台にした人間ドラマで“朱花”とは「万葉集」に登場する言葉で赤を意味する。これまで、1997年『萌の朱雀』でカメラドール(新人監督賞)、2007年『殯の森』でグランプリ(審査員特別大賞)を受賞するなどカンヌとの相性の良さは抜群なだけに、最高賞“パルムドール”受賞に期待がかかる。

邦画作品2作の前に立ちはだかりそうなのが『ツリー・オブ・ライフ』。1973年の監督デビュー以来、38年間で世に送り出した映画はわずか4本という、生ける伝説とも言うべきテレンス・マリックの最新作で、ブラッド・ピットが主演、そして製作も務めている。テキサスに生きる一家の40年にわたる物語を通じて、“生きること”、“家族”を問い直す。ブラッドは、カンヌのレッドカーペットに出席の予定とのこと。一昨年のカンヌに『イングロリアス・バスターズ』が出品された際には、アンジェリーナ・ジョリーと共にレッドカーペットを歩いたが、今年もブランジェリーナ揃い踏みはあるのか? コンペの結果と共に注目が集まる。

ほかにも、巨匠ペドロ・アルモドバル監督の『THE SKIN I LIVE IN』(英題)にデンマークの異才ラース・フォン・トリアー監督作でキルステン・ダンスト、キーファー・サザーランド、シャルロット・ゲンズブールらが出演する『MELANCHOLIA』(原題)、ダルデンヌ兄弟の『BOY WITH A BIKE』(英題)など、カンヌをはじめ数々の海外映画祭を制してきた監督たちの作品がズラリ。今年のコンペティション部門の審査委員長を務めるのは名優ロバート・デ・ニーロ。果たしてどのような“審判”を下すのか——?

さらに、コンペティション部門以外にも日本から注目の作品がカンヌへ。別所哲也が1人で6役の声を演じ分けている長編アニメーション『TATSUMI』が「ある視点」部門に公式エントリーされた。昭和30年代に“劇画”という革命を漫画界に起こした作家・辰巳ヨシヒロの「劇画漂流」をシンガポール出身の鬼才エリック・クーがアニメ化した本作。アニメーション作品として、カンヌ映画祭史上13本目、日本語作品としては史上2本目のノミネートとなる。

日本人にとっても、目が離せない今年のカンヌ。5月11日から22日までの日程で開催される。

《シネマカフェ編集部》

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