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『パイレーツ』連続インタビュー 新鋭サム・クラフリン、シャイな素顔にドキッ!

ヒットを記録した映画の続編が作られるのは世の常。だが、3作目が作られるシリーズは決して多くない。4作目に至っては、多くないどころか世界でも稀有な大ヒットシリーズということになる。その4作目に、旧作のキャスト陣に混じって新たに主要キャストとして参加するというのはいったいどんな経験なのか——? 『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』に出演を果たしたサム・クラフリンは、その稀有な経験を味わうことができた数少ない幸運な——いや、幸運なんて言葉では片付けられない実力を備えた、将来を嘱望される超新星である。シリーズとして章を重ねるごとに、超えるべきハードルが高くなっていくのは当然のこと。この作品に参加するにあたって、彼の前にそびえ立ったハードルの難易度はいかばかりのものだったのか? 映画の公開を前に、残念ながら来日を果たすことができなかったサムが、電話によるインタビューに応じてくれた。“奇人”キャプテン、ジャック・スパロウとも絶妙な掛け合いを見せる、宣教師・フィリップを演じた期待の24歳の素顔は——?

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『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』 -(C) Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』 -(C) Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved. 全 3 枚
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ヒットを記録した映画の続編が作られるのは世の常。だが、3作目が作られるシリーズは決して多くない。4作目に至っては、多くないどころか世界でも稀有な大ヒットシリーズということになる。その4作目に、旧作のキャスト陣に混じって新たに主要キャストとして参加するというのはいったいどんな経験なのか——? 『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』に出演を果たしたサム・クラフリンは、その稀有な経験を味わうことができた数少ない幸運な——いや、幸運なんて言葉では片付けられない実力を備えた、将来を嘱望される超新星である。シリーズとして章を重ねるごとに、超えるべきハードルが高くなっていくのは当然のこと。この作品に参加するにあたって、彼の前にそびえ立ったハードルの難易度はいかばかりのものだったのか? 映画の公開を前に、残念ながら来日を果たすことができなかったサムが、電話によるインタビューに応じてくれた。“奇人”キャプテン、ジャック・スパロウとも絶妙な掛け合いを見せる、宣教師・フィリップを演じた期待の24歳の素顔は——?

「人生で一番ビックリしたと同時に、最高に幸せな気分だった」

まずはこの世界的なヒットシリーズへの出演が決まった瞬間について聞いてみよう。“合格通知”を受け取ったときの様子をサムはこうふり返る。
「決まったと聞いて、僕自身も周りの人間も、とにかく信じられないというのが素直な感想だった。実際、オーディションの話をもらった時点でウソのようなありえないチャンスに面食らっていたんだ。だから監督から電話で合格の知らせを受けたときは、いままでの人生で一番ビックリしたと同時に、最高に幸せな気分だったよ」。

旧シリーズに関しては「もちろん全て観ていた」とサム。特に、ジョニー・デップが作り上げ、史上最も人気のある映画キャラクターのひとりとなったジャック・スパロウは、サムにとってもお気に入りの登場人物だったという。
「誰に聞いてもそう答えるだろうけどね。最高にクールなキャラクターだし、ジョニーが素晴らしい解釈で演じ上げた結果、いまでは海賊キャラの代名詞と言える存在にまでなっていると思う。元々、良くできたキャラクターをジョニーのような卓越した名優が演じることで、最強のヒーローが生まれたと言うわけだ。ジャック・スパロウのキャラクターが持つ最大の魅力はユーモアだと思うんだけれど、シリーズ前3作と同様、今回もその点が存分に活かされているよ」。

そのジャック・スパロウを演じるジョニーとの初対面、そして共演の様子についても、サムは興奮まじりに明かしてくれた。
「初めて会った瞬間から彼はとても親切に接してくれたよ。『きみの評判は色々と聞いているよ』って言われて『悪い評判じゃありませんように!』ってヒヤヒヤしたけどね(笑)。社交辞令ではなく、僕の出身や経験について本当に興味がある様子で、出来る限り僕のことを知ろうとしてくれたのはすごく嬉しかったね。僕の方も当然、興味津々で『あの映画の撮影はどんなだった?』とか『誰それと共演した感想は?』とか根掘り葉掘り質問攻めにしちゃったんだけれど、撮影前にお互いのことをよく知る機会が持てたのは良かったと思っているよ。彼は、僕も含め新しくキャストに加わった俳優らみんなを温かく迎え入れてくれたし、とにかく寛大で心の優しい人なんだ」。

では、サムについて尋ねよう。サムが演じた宣教師のフィリップは、オレオレなキャラクターがズラリと並ぶ本シリーズにあって珍しく、戦いを好まないタイプの男で女性に対しても奥手な印象を受ける。サム自身はというと…。
「奥手と言えるのかどうかは分からないけれど、バーに行って見知らぬ女性に声を掛けるようなマネはしたことがないね。周りの友人たちは女性に対して積極的なタイプが多いんだけど、僕自身はそもそも女の人と話すのがあまり得意じゃないし、知り合いならまだしも、初めて会った女性を前にすると、すごく緊張しちゃうんだ」。

「どんな挑戦でも受け入れていくつもり」

期待のイケメンらしからぬ意外な(?)素顔を垣間見せてくれたが、彼を語る上で欠かせないのがもうひとつの意外な経歴。実は、サムはユース代表にも選出されたことのあるサッカー選手だったのだ。選手時代の経験がいまの仕事で生かされているかを尋ねると、迷わず「YES」という答えが返ってきた。
「サッカーの試合を見れば一目瞭然だと思うけれど、フィールドにはあらゆる感情がほとばしっているという点で、演技の世界にも共通する部分があると思うんだ。肉体的にも精神的にも非常に厳しいスポーツだから、そういった意味でも演技の道に進むまでの間にサッカーを通して長年培ってきた経験が、俳優になったいま、色々な面で役立っていると断言できるね」。

“『パイレーツ』シリーズに抜擢された新鋭”——。そうした形容がしばらくついて回ることになるだろうが、将来を嘱望される人気者の宿命とも言える。今後について、サムはこんな展望、いや“野望”を語ってくれた。
「同じような役柄を繰り返し演じ続けるのは当然イヤだから、どんな挑戦でも受け入れていくつもりだよ。作品ごとに全く異なるタイプの役柄、監督、はたまた共演者と仕事をする機会に恵まれたら最高にラッキーだと思っている。『5年後にはこんな役者に成長していたい』というような一定の目標を定めてしまうと、それが叶わなかったときにガッカリするだろうし、視野を大きく構えた上であらゆるオプションに対してオープンな姿勢を保っていければと思っているよ」。

「ガールフレンドを同行して、一緒に色んな場所を探索しようと思っていたんだ」と今回の来日中止を残念がるサムだが「近い将来、何としてでも日本に行くつもりでいるから、それまで楽しみに待っていて」と日本のファンに向けたメッセージも。

晴れて日本の土を踏む頃には、どんなスターになっているのか? まずは本作でジャック・スパロウに揉まれつつ、成長を遂げる彼の姿を見るべし!

特集『パイレーツ/生命(いのち)の泉』〜新たな伝説の幕あけ〜
http://www.cinemacafe.net/special/poc4/

《シネマカフェ編集部》

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