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ジブリ『コクリコ坂から』声優に長澤まさみ&岡田准一! 大森南朋、風間俊介も初参戦

スタジオジブリの最新作で、長澤まさみが主人公の少女・海(うみ)の声を、そしてV6の岡田准一が、海が心惹かれる少年・俊の声を担当することが明らかになった。

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『コクリコ坂から』声優に決まった長澤まさみ -(C) 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT
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スタジオジブリの最新作で、長澤まさみが主人公の少女・海(うみ)の声を、そしてV6の岡田准一が、海が心惹かれる少年・俊の声を担当することが明らかになった。

「なかよし」(講談社刊)で1980年に連載された全8話からなる少女漫画を原作とした本作。物語の舞台は東京オリンピックの開催を目前に控えた1963年の横浜の高校。16歳の海と17歳の俊の出会いと交流、高度成長に学園紛争など揺れ動く時代の中で真っ直ぐに生きる若者たちの姿を瑞々しく描き出す。2006年の『ゲド戦記』に続いて宮崎吾朗監督がメガホンを握るが、その声優陣がついに発表された。

これまで、アニメ版「デトロイト・メタル・シティ」に、スタジオジブリがアニメーション作画を担当したニンテンドーDSのゲーム「二ノ国 漆黒の魔導士」のボイスキャストや映画『つみきのいえ』のナレーションなどを担当してきた長澤さんだが、長編アニメーションで声優を担当するのは今回が初めて。海難事故で父を亡くしており、多忙な母を助けながら「コクリク荘」の下宿人を含む6人の“大家族”の面倒を見るしっかり者・海を演じる。

長澤さんは「喜びと同時に、ジブリ作品が大好きなので私で大丈夫かなと少し不安もありますが、とにかく楽しむことを忘れないように自分らしくできたらと思います。(長編アニメーションの)声優は初めてのことですが、海ちゃんのしっかりとした芯のあるところをキチンと出せるよう、丁寧に落ち着いて取り組みたいです。(脚本を読んで)私たちに何が本当に必要なのか考える時間を持ってみることも大切なのではないかと思いました」と物語から感じた思いと意気込みを明かす。

「海ちゃん役の長澤さんに関しては、三谷幸喜さん脚本のドラマ『わが家の歴史』での彼女のお芝居が良かったので、決めました」と鈴木敏夫プロデューサー。すでにアフレコが進められているが、宮崎吾朗監督は「長澤さんを選んだのはカンです。カンは大当たりでした」と手応えを感じている様子だ。

そして、海と惹かれ合う高校三年生の新聞部部長・風間俊を演じるのは、宮崎監督の信を受け『ゲド戦記』に続いての参加となる岡田さん。「宮崎吾朗監督とは、二度目のお仕事になりますが、今回もお話をいただけたこと、そして大好きなジブリ作品に参加させていただけることを大変光栄に思います。監督やキャスト、スタッフの皆様に支えていただき、いつまでも観続けられるジブリ作品の力に、少しでもなれるように精一杯演じたいと思います」と出演の喜びを語っている。

2人のほかに、海の祖母に竹下景子、コクリク荘に下宿する研修医の北斗役に石田ゆり子、そして海と俊の両親の旧友である小野寺に内藤剛志と、ジブリ作品常連の俳優陣が顔を揃え、海の母・良子役の風吹ジュン、徳丸社長役の香川照之など岡田さん同様に『ゲド戦記』に続いての参加となる面々も。加えて“ジブリ初参加組”も豪華! 俊の親友である水沼を風間俊介、俊の父を大森南朋がそれぞれ演じる。

プロの声優ではない俳優や著名人をボイスキャストに数多く起用するのはジブリ作品のひとつの特徴だが、これだけの名優たちがキャストに名を連ねるのは近年のジブリ作品においても異例と言える。

長澤さん、岡田さんにとっては生を受ける数十年前の日本を舞台にした本作。どのような仕上がりとなっているのか期待が高まる。映画の制作状況は、3月の会見で鈴木プロデューサーの言葉にもあったように、依然として遅れてはいるが、5月より主要キャストのアフレコも開始。完成に向け着々と進められている。昨年の12月に「上を向いて歩こう」はキャッチコピーとして決まり、坂本九による同名の名曲が挿入歌として使用されるが、奇しくもこの言葉は、東日本大震災の発生後に多くの人々の口から日本中で発せられることになった。

いまを生きる全ての日本人にスタジオジブリが贈る『コクリコ坂』は7月16日(土)より全国東宝系にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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