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J.J.エイブラムスがネット会見で一瞬映る謎の生物に言及「いっぱい出てくるよ!」

巨匠スティーヴン・スピルバーグと「LOST」の鬼才J.J.エイブラムスの初タッグ作品として注目を集める『SUPER 8/スーパーエイト』。いまだ謎に満ちた本作の22分間におよぶ一部映像が5月17日(火)、厳戒態勢の中で報道陣に公開され、現在、アメリカで本作の編集作業に当たっているJ.J.のスカイプによる記者会見も開催された。

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『SUPER 8/スーパーエイト』 -(C) 2011 Paramount Pictures. All rights reserved
『SUPER 8/スーパーエイト』 -(C) 2011 Paramount Pictures. All rights reserved 全 2 枚
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巨匠スティーヴン・スピルバーグと「LOST」の鬼才J.J.エイブラムスの初タッグ作品として注目を集める『SUPER 8/スーパーエイト』。いまだ謎に満ちた本作の22分間におよぶ一部映像が5月17日(火)、厳戒態勢の中で報道陣に公開され、現在、アメリカで本作の編集作業に当たっているJ.J.のスカイプによる記者会見も開催された。

スピルバーグ曰く「『未知との遭遇』や『E.T.』を観て大人になった人たちが、今度は自分の子供を連れて一緒に楽しめる映画」という本作。1979年、母を亡くしたばかりの14歳の少年ジョーは、8ミリカメラで仲間たちと映画の撮影を行っていたが、そこで偶然、貨物列車とトラックの衝突事故に遭遇。カメラは事故の一部始終をフィルムに収めてしまう。貨物列車には、“アメリカ空軍”の文字。貨物列車は謎めいた空軍施設“エリア51”からのものだったのだ。軍は、現場に残されたフィルムの箱から、何者かに極秘情報を目撃されたことに気づき、街を捜索する。しばらくして街中から飼い犬が消え、9人が行方不明になるという不可解な事件が発生する。ジョーは、現場からこっそり持ち帰った白いキューブに導かれるように真実を探しに行くことを決意するのだが…。

今回、初めて公開されたポスターには、少年と少女らしい2人の影が寄り添い「僕たちは、ひとりじゃない。」という文字が。スピルバーグへのオマージュとも言われる本作は、単なる超常サスペンスではなく、少年たちの成長を描いた感動的な青春ストーリーともうわさされてきた。

公開された映像は、街の副保安官である父と息子のジョーの2人きりの、寂しげな食事の風景から始まる。そしてジョーは、仲間の映画マニアのチャールズたちと共に、家を抜け出し車で郊外へと映画の撮影に向かうが、仲間のひとりにはどこか大人びた雰囲気を感じさせる少女・アリスの姿も。通りかかった長距離の貨物列車を映画の一部に組み込んで撮影が始められるが、突如、線路の反対方向からトラックが列車に突っ込み、大規模な衝突事故が発生する。呆然と現場に佇むジョーたちだったが、トラックの運転手はなんと、彼らの通う学校の生物の教師だった。偶然の事故ではなく、この教師が意図して起こしたと思われるこの衝突。その真意は? 血まみれの教師は言う「誰にもこのことを話すな。殺されるぞ」と。やがて少年たちはこの夜の出来事を秘密にすると誓い合い、逃げるように家路につく。場面は切り替わり、街のガソリンスタンド。保安官が車でスタンドに立ち寄るが、そこで正体不明の“何か”が彼を襲う! 異常に気づいて外に出たガソリンスタンドの店員も“それ”を目撃し、逃げ出すが…。ここで、地面にこぼれたガソリンの水面には一瞬だけ、その正体不明の“何か”が映し出される! ほんの一瞬の映像なので、詳細ははっきりしないのだが…。

青春の甘酸っぱさを感じさせるジョーとアリスのぎこちないやり取りに、大迫力の貨物列車の衝突事故シーン。そして、『クローバーフィールド』を彷彿とさせる、正体不明の生き物(?)が動き回る緊迫の場面と、未完成のわずか22分の映像の中に、うわさに違わぬ盛りだくさんの内容が! 

映像上映後、アメリカ・サンタモニカのスタジオから、スカイプを使い、スクリーンを通して日本の報道陣の前に姿を現したJ.J.はまず、あと1週間ほどで映画が完成することを明かし「大震災の後も、僕の心はずっとみなさんと共にあります」と日本への思いを語った。

劇中で登場する子供たち——70年代の終わりに10代を迎えた映画好きの少年たちについては「誰かひとりというわけではなく、彼らみんなに僕や僕が一緒に映画を撮っていた仲間たちの姿が投影されている」と説明。「映画には、エモーショナルなストーリーとSF的な見せ場が登場し、核にはロマンティックなアイディアがある。(ジョーは)母を亡くした少年だが、再生し(悲しみを)乗り越えて、幸せになれる——つまり人生にはセカンドチャンスがある、というのが映画のメッセージなんだ」と熱弁をふるった。

映像の中でほんの一瞬だけ見えた“クリーチャー”からは、恐ろしげな印象を受けたが、「娯楽でありつつ、ハートフルな物語」(J.J.)ということは、ほかにもE.T.のようなタイプの“怖くない”クリーチャーが登場する可能性も? そんな問いに「もしかしたら一瞬、見えたかもしれないけど、あれ以上に“いっぱい”出てくるんだ。それだけは約束するよ」とJ.J.は意味ありげな笑顔を浮かべて期待を煽った。

「SFにロマンス、コメディ、ドラマが全て含まれた“奇妙なコンビネーション”で、ひとつのジャンルに特定することはできない。でも、観たら乗り物に乗っているような気分で日常を忘れて楽しめるよ」とJ.J.。果たしてどのような作品に仕上がるのか? そして、謎のクリーチャーの正体、米軍が隠そうとしている秘密とは?

完成が待たれる『SUPER8/スーパーエイト』。公開は6月24日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて。

《シネマカフェ編集部》

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