妻夫木&松山ケンイチの姿に70%が共感! 現代を生きる人々が最も信じるものは…?
妻夫木聡と松山ケンイチを主演に迎え、60年代末から70年代初頭の激動の時代の青春を切り取った『マイ・バック・ページ』。主演の2人をはじめ出演者、そして監督の山下敦弘、脚本の向井康介らスタッフ陣にとっても、生まれる以前の“政治の季節”が描かれるが、現代に生きる人々は劇中の登場人物たちの心情や青春をどのように感じるのだろうか? シネマカフェの読者参加型コンテンツ「シネマLIVE!」では、公開に先駆けて本作の試写会を開催し、2人の主人公への共感、さらには青春への思いや信じるものについてアンケートを実施! その結果は——?
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東大安田講堂事件を機に、少しずつ全共闘運動が失速していったあの時代。活動家たちと志を共にしたいという思いと記者としての中立性のはざまで葛藤しつつ、日々、運動を追いかける沢田(妻夫木さん)と彼の前に現れ、武力蜂起を宣言し、不思議な魅力で周囲を惹きつけていく梅山(松山さん)。同時代の共感の中に生きつつも、異なる立場に位置する2人だが、彼らに対して共感を感じるか? という問いには実に70%の観客が「はい」と回答した。
観客の多くが妻夫木さんらと同様に事件の頃は、生まれていなかったか子供だった世代だが「自分の考えに自信を持って、何かを成し遂げられたという点」(20代・男性)、「ひとつのことをやり遂げるために追い続ける点」(20代・男性)など、彼らの行動や選択の是非はともかく、あの時代を生きた人々の信念や自信の強さに共感を抱いたという人が多く見られた。一方で同じ共感を感じるにせよ「口ばかりで行動が伴っていないところ」(30代・女性)、「何かやりたいのに定まらないような…そういう雰囲気」(20代・女性)など彼らが持つ人間的な弱さやダメな部分に共感を感じたという人も多数。いずれにせよ、彼らが抱えるエネルギーに対して、また目の前に倒すべき“敵”や目標がシンプルに存在し、そこに飛び込むことができたあの時代に対して、憧れやうらやましさを感じる人が多くいるようだ。若い観客の多くがいまの自分と重ねあわせて2人に共感する一方で、少し上の年代は2人に対してどこか懐かしさを感じてもいるよう。逆に、「自分たちの頃は、時代を変えようなどとは全く思いもしなかった」と“時代の差”を感じて、共感できなかったという人も。
「時代を変えられる」と信じるがゆえに、梅山の理想に引きずられていく沢田。映画では、全てが終わった“その後”も描かれるが…。翻って、自分の青春についての質問! まずは「あなた自身の青春の1ページで最も後悔していることは?」。最も多く集まったのは「もっと勉強しておけば良かった」という声。「大学時代にもっと勉強しておけばよかった」(30代・女性)、「留学しておけば、といまになって思う」(30代・男性)などなど…。もちろん、勉強するのに“遅すぎる”ということはなく、いまから勉強することがキャリアや人生に大きく役立つことも。2番目に多かったのは、青春時代のほろ苦い恋についての後悔。「何であのとき告白できなかったのかなぁ」(20代・女性)という告白できなかった後悔から「当時の恋人と自然消滅してしまったこと。ちゃんと話せばよかった」(40代・女性)まで多くの人がいまだに忘れられぬ恋を胸に抱えているよう。
また、青春の一番の思い出として、圧倒的な票数を集めたのが学生時代の部活の思い出。友人たちと共に汗を流したり、悔しい思いをしたこと、勝利の思い出などは忘れられない貴重な青春の1ページ! また「もう一度会いたい人は?」という問いにもやはり、友人が1位で続いて学生時代の先生、初恋の人や好きだった人は意外にも(?)3位となった。映画を観て青春時代を思い起こしたら、懐かしい人たちに連絡を取ってみてるのいいかも。
そして最後の質問は「あなたが唯一信じるものは?」。沢田は周囲の忠告を無視して、梅山を信じ、梅山は己を信じて理想のために行動を起こす。ずばり、いまを生きるあなたが信じるものは? 最も多かったのは「自分」という答え。「自分の感受性、自分がいま生きているという事実」(20代・女性)、「自分の信念」(20代・男性)といった声が多く寄せられた。続いて多かったのは「家族との絆」。子どもが生まれたり、結婚したことで改めて家族の絆を考えた、という声も。ほかに「人を信じたいと思う気持ち」、「離れても変わらない友情や愛情」といった答えも多く見られた。あの時代とはまた違えど、“今”も激動と混迷の時代であることは確か。何を信じるべきか——? 映画を観て考えてみては? いまを生きるヒントがあるかも。
『マイ・バック・ページ』は5月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
シネマLIVE! 『マイ・バック・ページ』特集
http://blog.cinemacafe.net/live/fes/mybackpage/
《シネマカフェ編集部》
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