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映画でもう一度日本をアピール! 観光庁とのコラボでショートフィルムを制作

まもなく開幕するアジア最大のショートフィルムの祭典「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF)において、観光庁とのコラボレーションで昨年より設立された新部門「旅シヨーット! プロジェクト」および、その一環として日韓合作でショートフィルムを製作する「日韓観光振興プロジェクト」。こちらの作品の完成披露記者会見が6月6日(月)に観光庁で開かれ、映画祭実行委員長を務める俳優の別所哲也、観光庁長官の溝畑宏が出席した。

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「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」日韓観光振興プロジェクト完成披露記者会見
「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」日韓観光振興プロジェクト完成披露記者会見 全 3 枚
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まもなく開幕するアジア最大のショートフィルムの祭典「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF)において、観光庁とのコラボレーションで昨年より設立された新部門「旅シヨーット! プロジェクト」および、その一環として日韓合作でショートフィルムを製作する「日韓観光振興プロジェクト」。こちらの作品の完成披露記者会見が6月6日(月)に観光庁で開かれ、映画祭実行委員長を務める俳優の別所哲也、観光庁長官の溝畑宏が出席した。

1999年にスタートし、今年で13回目を迎えるSSFFだが、昨年より観光にスポットを当てたプロジェクトとして新たなコンペティション部門「旅シヨーット! プロジェクト」が発足。昨年は、“旅”をテーマに全国各地の観光資源を舞台にした71作品の応募の中から9本の作品が入選作品に選出された。今年は昨年を超える86本が公募で集まり、その中から北海道の小樽を舞台にした『アネモネ』、日本一暑い街として知られる埼玉県・熊谷市を舞台にした『あついぞ!熊谷』、さらには震災、原発問題で揺れる福島県、そして東京都が描かれる『嘘〜オブラートの月〜』など7本が入選作品に選ばれた。

この日、本部門の公式審査員も発表され、タレントのセイン・カミュ、女優の菊川怜、CMディレクター、映画監督として活躍する中島信也が務めることも明らかになった。

挨拶に立った溝畑長官は集まった作品について「地域の人々の生きざま、空間が印象的でした。(本プロジェクトは)世界に向けての情報発信としても意義深い」と語り、震災の影響に触れ「もう一度、日本の素晴らしさを世界にアピールするニーズが高まっています」と本プロジェクトが昨年以上に重要な意味を持つことを語った。

「日韓観光振興プロジェクト」では2本の作品が製作されたほか、韓国のロック界のスター、キム・ジョンソの楽曲「High」が応援ソングとして提供されることも発表された。

2本のうち1本は、日本人監督・萩原健太郎により、ソウルで撮影された『Super Star/スーパースター』で主演は桜井淳子。韓流スターに会うために、ソウルを訪れた主人公と、偶然出会った無愛想な地元の運転手の交流が綴られる。

もう1本の『Smile Bus/スマイルバス』は逆に韓国人キャストを主演に迎え、韓国人監督の手で日本の鎌倉、藤沢、江の島を舞台に制作された作品。恋人に突然別れを告げ、日本で観光ガイドをする女性と、彼女を忘れられずに復縁を迫りに鎌倉を訪れる男性の姿を描いたラブストーリー。日本からは田中要次が出演している。

別所さんは「日本と韓国、それぞれの国の良さを表現したいとこのプロジェクトは始まりました」と語り、極寒のソウルで撮影された『Super Star』について「寒さの向こうに温かさが見えてくる作品」と評し、『Smile Bus』に関しては「なぜ韓国の方が数多く鎌倉を訪れるのか? 日本人がなかなか気づかないことが描かれています」と称賛を送った。そしてこのSSFFを開始した際に、海外の人に言われたという「日本人はモノ作りは得意だけど“物語”は不得手」という言葉に触れ「『ローマの休日』も『007』シリーズも、映画によって観光地が大きな“資源”となりました。記録映画とは全く違った形で、映画表現によって(観光地が)語り継がれていけば」とプロジェクトの意義を語りかけた。

「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2011」は6月16日(木)〜19日(日)まで表参道ヒルズスペース オーにて、6月22日(水)〜26日(日)までラフォーレミュージアム原宿ほか各所にて開催。

特集「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」
http://www.cinemacafe.net/special/ssff2011

《シネマカフェ編集部》

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