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佐藤健で「るろうに剣心」実写化! 「龍馬伝」監督と再タッグ

90年代の「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)を支えた人気漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」が佐藤健を主演に迎えて実写映画化されることが決まった。

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実写版『るろうに剣心』に佐藤健が主役に抜擢! -(C) 和月伸宏/集英社
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90年代の「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)を支えた人気漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」が佐藤健を主演に迎えて実写映画化されることが決まった。

原作漫画は和月伸宏により1994年に連載が開始され、単行本(全28巻)の累計発行部数は5,000万部超。その後のTVアニメ化も大反響を呼び、JUDY AND MARYの「そばかす」に川本真琴の「1/2」、THE YELLOW MONKEYの「Tactics」、L'Arc〜en〜Cielの「the Fourth Avenue Cafe」など、オープニング、エンディングテーマが次々と大ヒットとなることでも話題になった。

物語の主人公は、幕末の動乱のさなか、決して歴史の表舞台に出ることのない“人斬り”として活躍した緋村剣心。明治維新後、“不殺(ころさず)”の誓いを立て、街から街を流浪する身となった彼が、事件や過去の因縁に巻き込まれつつも仲間を守るために戦う姿が描かれる。

今年はTVアニメ化15周年の記念すべき年ということで、新作アニメの制作なども決定していたが、ここにきて実写化という思わぬビッグニュースが。これまでにも実写映画化の企画は幾度となくあったが、全28巻という長さや原作の根強い人気もあり、実現に至らなかった。今回は、3年ほど前から準備が進められた上で正式に実現となったが、主演を務める佐藤さんの存在が非常に大きかったという。

プロデューサーを務める松橋真三が明かす。「これほどの人気コミックの実写映像化となると、原作のイメージと離れた役者をキャスティングすることは難しい。佐藤健さんのルックス、背格好はまさに剣心と誰もがイメージがかぶるはず」。そして「剣心というキャラクターは、過去の業を引きずりながらも、愛くるしい笑顔が魅力で、『週刊少年ジャンプ』の中でも最も愛された作品のひとつで、女性読者も多かった。自らの宿命と対峙しながらも、決して暗くならず、周りを安心させる笑顔ができる役者は、いま佐藤健しかいない」と続ける。

佐藤さんと言えば、昨年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」で、土佐の維新志士であり“人斬り以蔵”と恐れられた岡田以蔵を演じた。悲劇の剣士の忠義心とコンプレックスの入り混じった複雑な心情を好演し、視聴者を唸らせたのは記憶に新しい。以蔵と同じく“人斬り”を演じることになったが、実は本作へのオファーは「龍馬伝」以前に届いていたという。佐藤さんは「『龍馬伝』で演じた岡田以蔵役では、心を無にして以蔵という役を生きることに集中していましたが、今回の剣心という役は、原作のある作品で、誰もが知っているキャラクターだからこそ、役を生きるだけでなく、“見せる”演技が問われていると思います。ディテールにもこだわって、スタッフさんと剣心像を作っていきたいと思います。一生懸命頑張りますので、ぜひ期待してください」と意気込みを明かす。

原作で剣心は、次々とアクロバティックな剣技を繰り出す。激しいアクションシーンにも期待がかかるが、佐藤さんは「ぼくはいま、殺陣の練習をしています。ハードルがものすごく高いことは分かっています。しかし、みなさんに認めていただけるような実写映画がこのチームならつくれるんじゃないかと思っています。いままでこの作品製作に携わってきた全ての方々、そして原作のファンの方の想いを胸に、心して挑みます」と気合十分。並々ならぬ熱意が伝わってくる。

監督を務めるのは、先述の「龍馬伝」の演出を手がけた大友啓史。これまでNHKでキャリアを積んできたがこの春、退局。フリー第1作として、大人気コミックの実写化に挑む!

また原作者の和月さんも「この企画が動き始めたばかりの頃、妻と『主役の剣心は誰がいいかな?』と話したところ、一番に挙がったのが佐藤健さんでした。なので決定したときは本当に驚き、それ以上に嬉しく思いました」と語り、期待を寄せる。製作総指揮を務めるワーナー・ブラザース映画のウィリアム・アイアトンは、10年間にわたって愛され続けてきたワーナー作品『ハリー・ポッター』シリーズを引き合いに「『るろうに剣心』は、まさに邦画の“ハリポタ”になる可能性を秘めています」とシリーズ化も視野に入れている様子。

新選組の生き残りである人気キャラクターの斎藤一らは登場するのか? 歴史上の人物をはじめ、剣心以外のキャラクターを誰が演じるのかも、原作ファンにとっては気になるところだ。撮影自体がこれからだが、ほっぺたに十字傷を持った佐藤さんのビジュアルも楽しみ!

『るろうに剣心』は2012年、公開。

© 和月伸宏/集英社

《シネマカフェ編集部》

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