AKB48、被災地出身の研究生・岩田華怜の初々しい挨拶に大歓声!
「AKB48」の2011年の活動をつぶさに追いかけたドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』が1月27日(金)に公開を迎え、メンバーを代表して前田敦子、大島優子、柏木由紀、篠田麻里子、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美、宮澤佐江、高城亜樹、北原里英、峯岸みなみ、河西智美、横山由衣、岩田華怜が舞台挨拶に登壇した。
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映画を観終わったばかりのファンの大声援を受けて登場したメンバーたち。最初にマイクを握った高橋さんは、総選挙や西武ドームのライヴの舞台裏までも映し出す本作について「アイドルとしてどうなの? というシーンもありますが、これが飾りのないAKB48の姿だと知っていただければ」と胸を張った。
その西武ドームライヴで過呼吸に陥った前田さんは、その瞬間を改めて「周りで支えてくれるみんなの大切さを一気に感じました。ガムシャラだったんだな、私たちと思いました」と述懐。前田さんと同じく過呼吸となった大島さんも「映画を観てあんなふうになっていたのを初めて知りました。ただのパニック女ですね(笑)。『立たなきゃ、何とかしなきゃ。でも分かんない、助けて! でも自分でやらなきゃ』という気持ちで過呼吸になったんですけど、ただ立つしかない、行くしかないという思いでした」と壮絶な舞台裏をふり返る。
高橋さんは映画で描かれるそんな状況について「1日目を終えて秋元先生に『最悪だった』と言われて悔しくて、でもどうしていいか分からなくて、2日目にみんなが一生懸命やった結果ああなった。(あのシーンを見て)『かわいそう…』ではなく『頑張ろう!』という活力として捉えていただけたら嬉しいです」と呼びかけた。
6月に行われた第3回総選挙の様子も描かれているが、小嶋さんは「終わった後にあっちゃんと優子が抱き合って何をしゃべっていたんだろう? って思ってたんですが、この映画でその様子を見て感動しました」とメンバーさえも初めて知った“真実”に言及。高城さんも「声を掛け合っているメンバーを見て、私はAKB48が大好きなんだなと改めて思いました」と笑顔を見せた。
総選挙の場で、嬉しさと緊張のあまり過呼吸を起こした横山さんは「本当はファンの方に感謝の気持ちを表したかったんですが…思い出しただけでいまもドキドキしてしまいます。なるべくそのときのことは自分では見ないようにしてたんですが、改めて見て、自分の人間らしいところを目の当たりにしました」と恥ずかしそうに明かした。
震災後、8回にわたってメンバーたちは被災地を訪問したが、最初に被災地を訪れた篠田さんは「行くまでは『私たちが押しかけていいのか?』と悩んでました」と告白。その中でAKBを待ちわびるファンと触れ合い「『頑張ってね』と言われて何て言っていいのか…。子供たちが喜んでくれて、それを見てお母さんたちが泣いているのを見て『来てよかった』、『また来たい』と思いました」と思いを語った。
12期研究生で仙台出身の岩田さんは、津波の被害に遭った陸前高田市を訪れたが「この日だけは泣かないと決めていたんですが、いろんな感情が込み上げてきて涙をガマンできませんでした…。来れて良かったなと思いました」と緊張した面持ちで語り、劇場は温かい拍手に包まれた。
最後には全員で円陣を組み、ファンと共に「AKB48!」の掛け声で映画の船出を祝福。去り際にも各メンバーを呼ぶ歓声や拍手が劇場中に響き渡った。
『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女達は傷つきながら、夢を見る』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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