幻想的なシンフォニーに酔いしれる!『ハンター』注目の一篇を公開
これまでアクの強いキャラクターを数多く演じてきた、ハリウッド随一の個性派俳優、ウィレム・デフォーが孤高の“ハンター”役で、その味わい深い男の渋みを総結集させた映画『ハンター』。現在公開中の本作から、そんな彼がこれまでのイメージを覆す柔和な表情を垣間見せる、感動誘うシーンの映像が到着した。
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これまで人とは距離を置き、冷静に淡々とハンターの仕事をこなしてきたマーティン。とあるバイオ・テクノロジー企業の依頼でタスマニア島を訪れた彼の目的は、絶滅したとされるタスマニアタイガーの生き残りを見つけ出すこと。そこで身を寄せた、女性と幼き子供たちの家で彼らと接していくうちに、マーティンの胸の内には新たな感情が芽生える——。
ウィレム扮する孤高のハンター・マーティンが一家の温もり、哀しみを共有することを通して、父性に似た感情に目覚めていく姿はある種の愛おしさを感じさせる。今回届いたシーンでは、そんな彼が子供たちとその母親にあるプレゼントを捧げる。それは、“森のコンサート”。かつて母親と、いまは姿なき父親が夢見た、大自然の中のコンサート。壊れかけで木の上に放置されていた音響器具にマーティンが手を加えると、柔らかな光が射す森の中にたちまち幻想的なシンフォニーが響きわたる。そして、その音の温もりにあわせて子供たちは無邪気に戯れ、夫の失踪で悲観に暮れていた妻の顔にも悦びがあふれ出す。夫の失踪の謎、そしてハンターの獲物をめぐり緊迫感が続く本作の中で、このシーンはこのうえない温もりと悦びをもたらしている。
サスペンスフルな男の運命の物語にとどまらず“愛”を感じられるこのシーンに思わずうっとりしてしまうかも? 『ハンター』は丸の内ルーブルほか全国にて公開中。
※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。
MOVIE GALLERY
http://www.cinemacafe.net/moviegallery
《シネマカフェ編集部》
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