伊勢谷友介「いい子ちゃん役者は1人もいない」西島×森山タッグに自信たっぷり!
辻内智貴の同名小説を映画化した『セイジ−陸の魚−』の完成披露試写会が2月10日(金)、都内で開催され、8年ぶり2度目のメガホンを取った伊勢谷友介監督、W主演を果たした西島秀俊と森山未來が舞台挨拶を行った。主演2人を直接口説き落とした伊勢谷監督は「いい子役者は1人もいない現場。遠慮せず、ちゃんとお芝居できる人が集まってくれた」と自信たっぷりにコメント。西島さんと森山さんがカメラ越しに見せる化学反応に毎回シビれていたと言い「本当たまらんです」とニンマリしていた。
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バブルの熱が冷め切らない時代を舞台に、夏休みを利用し自転車旅行に出かけた“僕”(森山さん)がひょんなことから訪ねたドライブインで、無口だが人を惹きつけてやまないセイジ(西島さん)や彼を取り巻く個性的な人々と交流し、“傷ついた魂の救済”という命題と向き合う姿が描かれる。
撮影中は「だいたい70パーセントは雨で、本当にしんどかった」と言い、「俺のせいだと諦めた」と自虐的な伊勢谷監督。それでも現場に用意された食事のケータリングが「毎日毎日ずっとうまかった! こんなことはない」と楽しい思い出話も。ただ、西島さんが役作りのため、過酷なダイエットに挑んでいたため「西島さんは超かわいそうだった」と同情しきり。当の西島さんは「セイジは大自然に近い視点に立った男なので、余分なものをそぎ落とそうと。食事はかなり制限しましたが…」と涼しい表情でふり返った。
“僕”を演じた森山さんは、役柄そのままになんと東京から撮影が行われた栃木県・日光まで自転車に乗って現場入りしたのだとか。「役作りの意味もあったが、ただ“旅人”と呼ばれたかっただけ」とあくまで自然体だ。
企画から完成までには5年の歳月が費やされただけに、伊勢谷監督は「こうしてみなさんに観てもらえるのは、すっごく興奮する。5年間の思いがやっと結実した作品なので、生きるうえで何かを考える糧になれば。できれば5年後にもう1回観てください」と熱弁していた。
『セイジ−陸の魚−』は2月18日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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