水谷豊、ロケ地・岩手に凱旋!「座敷わらしは本当にいると確信した」
第139回直木賞候補に選出された荻原浩の人気小説を原作に、サラリーマン一家の再生をユーモアたっぷりに描いた家族映画『HOME 愛しの座敷わらし』。3月13日(火)、本作の撮影が行われた岩手県の人々への感謝の意味を込めて、同県にある盛岡ピカデリーと岩手県民会館にて先行上映会が行われ、主演の水谷豊と和泉聖治監督が登壇した。
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東北地方ゆかりの「座敷わらし伝承」を絡めながら、仕事で東京から岩手への転勤を命じられたサラリーマン一家が、引っ越してきた新たな家で絆を育んでいく姿を描いた本作。昨年6月から約1か月にわたり、岩手をロケ地に撮影された美しい大自然も見どころとなっている。
主人公・晃一を演じる水谷さんは「僕(晃一)は東京本社から転勤を命じられて岩手にやってきましたが、今日は自分の意思で盛岡にやってきました」と挨拶。ホームドラマへの出演は長年の夢だったそうで、妻役の安田成美や子供役の橋本愛、濱田龍臣、そして母役の草笛光子との心温まるやり取りが印象的だが、「今回、特に話し合いをしなくてもロケ現場に入って気がついたら“家族”になっていました。座敷わらしというものが何なのか知り、“本当にいる”と確信しました」と撮影をふり返った。
東日本大震災から約3か月後での撮影となったが、「撮影をしていいのか悩みましたが、岩手の多くの方に『岩手で撮影してください』との声をいただいて撮影を決めました」と監督。水谷さんとは人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日)で10年以上にわたりタッグを組んできた仲だが、「今回はどういう表情を撮ろうかと思いましたが、岩手に入ってすぐ“僕はただ見つめていればいいんだ”ということに気づきました」と明かす。また、本作の重要キャラである“座敷わらし”もCGを使っていないということなので、こちらも楽しみだ。
さらにこの日、翌14日がホワイトデーということもあり、水谷さんから岩手の方々へ、巨大チョコ型映画フィルムのプレゼントも。集まった観客と一丸となって映画の門出を祝した。
『HOME 愛しの座敷わらし』は4月28日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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