ひとり寿司ができたら危険信号…『ブラック&ホワイト』で“恋愛ニート”克服!?
「恋がしたいし、結婚もしたい。でも、出会いがない」「デートしても、脈があるのかないのか…全然盛り上がらない」「仕事が忙しくて恋愛モードになれない」。そんな悩みを抱えている女性にオススメしたいのが、ひとりの女性をめぐりCIAのトップエージェントたちが本気のミッションを繰り広げる、現在公開中の映画『Black&White/ブラック&ホワイト』である。実は、恋愛ができない“恋愛ニート”に当てはまるヒロイン、ローレンをめぐるドラマには、そこからの脱却を図るヒントが本作に散りばめられているのだ。そこで、恋愛ライターの石田陽子さんにローレンをモデルに“恋愛ニート”の特徴、さらにそれを克服するためのアドバイスをもらった。
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まずはローレンの暮らしぶりにならって、“恋愛ニート”女性の特徴を検証。あなたには思い当たる節はある?
恋愛できない(恋愛ニート)女性の特徴
1.誰かを誘うのが面倒で、食事はひとりで済ませることが多い(ローレンも仕事終わりに寿司屋に立ち寄り、カウンターに座っておひとりさま寿司を堪能することも)。
2.元カレ(昔好きだった人)がどうしているか、つい気になって近況をチェックしたくなる(してしまう)。
3.仕事では自信を持って決断を下せるのに、恋愛となると優柔不断になる。
元カレのことを引きずっていたローレン(リース・ウィザースプーン)も恋愛に億劫になり、“おひとりさま寿司”にも慣れていた。だが、ある日を境に彼女は凄腕イケメンエージェント(しかも2人!)に突然追いかけられることに…。そんなありえない展開にも関わらず、なぜか妙に共感してしまうのは、必死で理想の男を演出しようとする恋愛のノウハウや、男を見極めるための方法などリアルにツボをついているから。女心をガッチリ掴む最高のデートプランが用意されるので、女性はウットリ。もちろん、男性の場合はテクニックを盗んで、デートでさっそく活用できる。
では本題に戻って、なぜ恋愛ニートのローレンがそれを克服し、一気にモテ女に昇格することができたのか? そのきっかけを作ったのは彼女の親友・トリッシュ。見かねた彼女が恋人紹介サイトにローレンの情報を登録したのがきっかけで、ローレンはタック(トム・ハーディー)とデートすることに…。そして、2人はすぐに打ち解け、タックは彼女に夢中になる。「ネットの出会いは危険すぎる」と否定する前に、出会いのチャンスをつかむ1つの方法として考え直してみるのはどうだろう? 忙しい仕事の合間にも出会いのチャンスは必ずあるもの。SNSやメールを活用して時間を有効に使うことから始めるのもいいかもしれない。
また、タックとのデート後にローレンが立ち寄ったレンタルビデオ店に偶然いたのがロマンチストなイケメンのプレイボーイ・FDR(クリス・パイン)。女の子をナンパしようとしていたところで、目に止まったのがローレンだった。いつもの手口で口説き落とすはずが思うようにいかなくて、簡単になびかないローレンのことが気になって仕方ないFDRは彼女を強引にデートに誘い出す。「ナンパする男なんて、イケメンでも怪しい」と心を閉ざしてしまうと、関係もそこまで。第一印象だけで「チャラ男はNG」と決めつけるのではなく、ローレンのように何度か会って相手の内面を知ってから判断しても遅くはないはず?
友達の誘いに気軽に乗ってみたり、億劫でもデートに出かけてロマンチックな気分を味わったりするうちに恋する情熱を取り戻していくローレンの行動からは、“恋愛できない”状態からの克服のヒントを見つけられるはず。そしてローレンのように、自分に相応しい人をしっかりと見極めてほしい。
また、観終わった後はとにかくスッキリ! 「もし、『いいな』と思った相手がCIAだったらどうする?」「FDR(クリス・パイン)とタックだったら、どちらを選ぶ?」「どのデートが一番グッとくる?」などなど、誰かと話したくなる本作は、ゴールデンウィークのデートにもピッタリの作品。彼らのエスカレートする危険な恋のゆくえを見守っているうちに、恋する情熱や勇気まで湧いてきてしまう、クールだけどアツい映画なのである。
このゴールデンウィーク、恋愛気分を盛り上げたい方にオススメ! 『Black&White/ブラック&ホワイト』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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