『恋と愛の測り方』で男女のホンネが対立!? 恋愛観解剖レポート:女性編
愛しているパートナーがいてもほかの異性にドキドキする瞬間は、きっと多くの方が体験したことがあるはず。言葉では説明できないこの気持ちに彷徨う結婚3年目の夫婦を中心に、男女4人のある一夜を描いた大人のためのラブストーリー『恋と愛の測り方』。シネマカフェでは本作を題材に、男女の読者それぞれによるホンネ座談会を敢行した。果たして男と女は分かり合える…? 「男性」編に続き、「女性」編をご紹介!
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夫と元カレの間で揺れ動く女ゴコロに共感!
結婚3年目、N.Y.マンハッタンのアパートで夫と理想的な暮らしを送るジョアンナ(キーラ・ナイトレイ)。2人の仲は冷めているわけではないのだが、女の勘でジョアンナは夫・マイケル(サム・ワーシントン)と同僚のローラ(エヴァ・メンデス)の間に特別な感情があることに気づいてしまう。一方で、ジョアンナ自身も夫が不在の間に忘れられない元カレのアレックス(ギョーム・カネ)と再会。彼女の揺れ動く心の動きに、女性陣からは「分かる!」との共感の声が聞こえてきた。
Bさん(27歳・独身):「彼女は『恋』と『愛』の使い分けがきちんとできていると思う。アレックスと会って心が揺れるところは共感できたし、それでも『私は夫を愛してる』と言いきれるところが賢い女性だなと。ローラは最初はイヤな女だと思ったけど、こういうふうになるときもあるなと。だから2人の女性を通して、男性にとって最高の女性になる方法を勉強できましたね」
Dさん(25歳・独身):「私は昨日ちょうど彼にプロポーズされたんです! だからジョアンナとマイケルが結婚について話しているシーンがグサっときて、自分のことのように考えてしまいました。これは彼氏に見せたら真剣に考えてしまうかも(笑)」
Aさん(30歳・独身):「結婚するときは(過去の恋人への)想いをきちんとした方がいいんですよね」
浮気をする男は許せる? 許せない?
夫がいながら過去の恋人に揺れるジョアンナにも、寂しさから既婚者を誘惑するローラにも共感を見せる女性たち。では、つい“浮気”をしてしまう夫・マイケルに対しては…。
Bさん:「すごく分かりやすくて単純だからダンナにするのにはちょうどいいかも(笑)。ケンカしたときも本質が分からないまま謝って機嫌をとればいいっていう単純な思考回路ですよね。で、魅力的な女性と浮気してしまってすごく後悔して…『そんなつもりはなかった』というセリフが一番嫌いなんですけど(笑)」
Cさん(32歳・結婚3年目):「私がジョアンナの立場だったらマイケルのことは怒らないですね。男の人は身体的な機能も考え方も女性とは違うから。そこに気持ちがなくて事故的なものだったら私は許せるな。その代わり『私のことは忘れないでね』と言いますけど」
Eさん(32歳・結婚10年目):「ご主人にするには包容力のあるマイケルの方がいいですよね。アレックスは恋愛型!」
Dさん:「アレックスの方が物事をはっきり言ってくれるのがいいと思います。でも日本人は草食系の男性が多いからマイケルっぽいのかな」
嬉しいとき、弱っているときこそ昔の恋人を思い出す?
ごく平凡な夫・マイケルと情熱的で自由人の元カレ・アレックス。2人の男性を天秤にかけるなら、マイケルの方が夫としては好都合というのは満場一致? 一方で、過去の恋人との思い出の「処理」、そして恋愛観は意見が分かれるようだ。
Aさん:「私はいま付き合ってる人がいるんですけど、忘れられない元カレがいて、結婚の話になると言葉を濁してしまうんです。いまの彼もすごく好きなんですけど、もう一度昔の彼に会ってみたいなという気持ちもある。Facebookとかでも繋がっちゃうので、いま何をしているのかも分かっちゃうからふとしたときに見ちゃう。いまの彼と楽しいときにふと昔の彼を思い出しちゃう自分も怖いなと思います。これは愛なのかな…?」
Bさん:「弱っているときに昔の恋人を思い出してしまうのはよく分かる。別れたときはたぶん女性の方が切り替えが早いけど、愛として頭の中にずっといるんですよね。だから自分が幸せな気分にいるときに、いまの彼とかに話してしまったり…」
Dさん:「私は元カレにいまのカレを紹介するんです。縁も切らないし、思い出の品も全部捨てない。別れたら親友になるというか一番の理解者で、忘れる必要もないと思うし。元カレに会うときも貰ったネックレスとか着けていきますよ」
Bさん:「それは男性を勘違いさせるかも! 私は元カレに会うときは貰ったものは着けないで行きます」。
Dさん:「いまのカレを元カレに紹介してるからできるのかも。私自身も相手の中で美化されていたいと思うから、気まずくならないように別れるときは気をつけるんです。だからジョアンナのように、元彼にも会いに行きます」
Eさん:「あなたが別れた女はこんなにイイ女なのよって見せたい気持ちも分かりますよね」
Bさん:「ジョアンナが最初に『どう、私変わった?』って聞くところはまさに元カレに対して気になるところですよね」
Cさん:「私は元カレに会うこと自体理解できないですね。先日も友人の結婚式で会ったけど、隠れるようにしてました。元カレのことも忘れられないと次の恋に踏み出せないし、過去のものは全部捨てます。100%リセットしないとダメなんです。男性は昔好きだった人のことをよく覚えているけど…」
どこからが「浮気」?
男性陣の間でも「いまの彼女が昔の恋人に会う」ことに対して賛否が分かれたように、同じ女性と言えど過去の「恋」に対しての見解は異なるよう。では、ズバリここで聞きたい。そんな昔の恋人への想いも含め、どこからが「浮気」となるのか?
Aさん:「いま付き合ってる彼に対して後ろめたさを感じた時点で“浮気してるな”と思います。キスしてようとしてまいと、セックスしてようとしてまいと、後ろめたさを感じてなければそれは浮気ではないと思う。彼氏がもしそうなったらどうかな…とは思うけど、自分の中ではそうかなと」
Dさん:「男女の間でアクシデント的なものがない人生はないと思うし(笑)、心の浮気のほうが罪深いかなと思う」
Bさん:「私も『嘘をついたら浮気』と相手に言うんですけど、ほかの女の子にドキっとした瞬間って分かるじゃないですか。それを隠されたときに“あ、いま浮気された”って思っちゃう。言わない気持ちは分かるんだけど、新しい女友達とかができたときは、浮気してようがしてまいが、言ってほしいなと思います」
恋も愛もどっちも大事! と思わせてくれる一本
いまのパートナーに対する「愛」と、元恋人に対して抱いていたい「愛」。その違いについてトークは白熱するばかり! その位置づけも五人五色だったが、みな同様にドキドキしたり胸キュンするような「恋」する気持ちは「結婚しても忘れたくない」と宣言。
Aさん:「この映画を観て、もっと深く目の前の人を大切にしたい、ちゃんと恋したいなと思いました」
Cさん:「結婚してますが、恋っていいなと思いました」
Bさん:「私は元カレと友達になりたいので、ジョアンナの決断はすごく勉強になったし、マイケルとローラみたいにプールでイチャイチャしてみたいなと思いました(笑)。新しい恋もしたいし、別れてもアレックスみたいな人がいてほしいから、やっぱり恋よりも愛が大事なんだなと思います」
Dさん:「ジェットコースターのような恋も好きだし、安定した愛もいいなと思ったし、恋心を忘れたくないなと思いました。結婚してない人とか、恋に発展しそうな2人にオススメしますね」
「男性」編と「女性」編と2回にわたって検証してきた、男女の恋愛観のチガイ。あなたはこの映画を観てどう感じるのか? この際、腹を割って話したいという相手と赤裸々に語りたい題材として『恋と愛の測り方』はピッタリの一本かもしれない。
特集:恋と愛のちがいって…
http://www.cinemacafe.net/ad/koitoai/
《シネマカフェ編集部》
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