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守られたい男!テイラー・ロートナーが語る「全く違う人間への成長」

『インディ・ジョーンズ』のハリソン・フォードに『ミッション:インポッシブル』のトム・クルーズ然り、自らの体を駆使してスタントなしでアクションに挑戦するハリウッドスターは少なくない。幾多いるアクション・スターが時代ごとに誕生してきたが、そこに新たなる一人の男が名乗りを上げた。弱冠20歳、初主演作『ミッシング ID』で正真正銘のアクション・スターとして新たな花を開かせたテイラー・ロートナー。大ブレイクを果たした『トワイライト』シリーズを経て挑戦した本作について、彼は「超クールだよ」と語る。

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『ミッシング ID』 -(C) 2011 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
『ミッシング ID』 -(C) 2011 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved. 全 3 枚
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『インディ・ジョーンズ』のハリソン・フォードに『ミッション:インポッシブル』のトム・クルーズ然り、自らの体を駆使してスタントなしでアクションに挑戦するハリウッドスターは少なくない。幾多いるアクション・スターが時代ごとに誕生してきたが、そこに新たなる一人の男が名乗りを上げた。弱冠20歳、初主演作『ミッシング ID』で正真正銘のアクション・スターとして新たな花を開かせたテイラー・ロートナー。大ブレイクを果たした『トワイライト』シリーズを経て挑戦した本作について、彼は「超クールだよ」と語る。

マット・デイモンの代表作となった『ボーン』シリーズのプロデュースチームが、新たなプロジェクトとして手がける本作。テイラーは、ある日見つけた「行方不明者サイト」でいままでの自分の人生が全て偽りだったことを知り、突然追われる身となるごく平凡な高校生・ネイサンを演じる。
「ネイサンは友達とつるんだり、パーティしたり、親と口論したり、女の子のことで悩んだり、典型的なティーンエイジャーだよ。そんな彼が突然人生がひっくり返るような事態に巻き込まれて、その状況に順応しながら最終的には全く違う人間へと成長していくんだ」。

「脚本を初めて読んだときは、まるで本のようにページをめくるのが止められなかった。主人公の性格にも魅力を感じたし、彼が物語の中でたどっていく全ての展開がいいと思ったよ」という本作は自身にとって「肉体的にも精神的にもチャレンジだった」とという。かねてからアクションに挑戦してみたいと話していたテイラーにとって、本作はまたとない夢の挑戦の舞台となった。
「クレイジーなスタントをする機会がたくさんあったよ。PNCパーク(野球場)で大きなガラスの板の上を滑り下りたり、パルクールの技で壁から飛び降りたりしたんだ。格闘シーンもあったよ、自宅の裏庭で父親とすごいボクシングをするシーンとかね。特に格闘シーンの振り付けはたくさん練習したよ。かなりいい感じだった。とにかく作るのが楽しかったよ」。

空手の世界ジュニアチャンピオンという輝かしい経歴をもっているテイラーは、本作でほぼ全てのシーンをスタントでこなした。これには共演のリリー・コリンズも「彼はとても大胆な男なの。とても自信に満ちていて強い意志があって、最終的にネイサンがたどり着く姿は彼そのものよ」と惚れこむのも仕方ない。

本領発揮できるアクションの世界にどっぷりと浸かりつつ「それだけではない、さらに深みがある」と見どころを語るテイラー。「いろいろと詰まった彼の旅の過程を最初から最後まで見るのはとても感動的なんだ」という主人公・ネイサンのたくましく成長する姿は、まさしく『トワイライト』シリーズを経て、新境地で花開かせた彼の姿にぴたりと重なる。憧れの俳優に囲まれた今回の現場も刺激の連続となったようだ。
「ベネット医師を演じるシガーニ—・ウィーヴァーがこの役を演じることを知ったときは『ほんとに!?』って感じで、あのシガーニー・ウィーヴァーと共演することができるなんて信じられなかった。彼女と一週間共に過ごして楽しかったよ。シガーニーはとにかく優雅で、一緒に仕事をするには最高の女性だった。彼女からはたくさんのことを学んだよ。一緒に働けたことを光栄に思う」。

主人公・ネイサンの旅路を介して、一回りも二回りもたくましくなっていく彼の表情の変化にもぜひ注目してほしいところ。今後もコメディ作品『Grown ups 2』(原題)でアダム・サンドラーと共演、さらにアクション・スリラー『Tracers』(原題)で主演に抜擢されるなど、また新たなジャンルに挑んでいくテイラー。彼の冒険はまだまだ続く。

《シネマカフェ編集部》

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