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アン・ハサウェイが語る「愛の謎」 「愛している人からは離れられないもの」

『プリティ・プリンセス』で鮮烈な銀幕デビューを飾ってから早10年余り、その弾けるようなキュートさと芯のあるバイタリティで、現代に生きる女性の悦びや哀しみを時に豪快に、そして等身大に演じてきたアン・ハサウェイ。そんな彼女が30歳を目前にして挑んだ、究極のラブストーリー『ワン・デイ 23年のラブストーリー』。「私はロマンティックな人間なの」そう語るアンが、自らロンドンにまで飛んで志願した、最高にロマンティックな本作について語ってくれた。

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『ワン・デイ 23年のラブストーリー』 -(C) 2011 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
『ワン・デイ 23年のラブストーリー』 -(C) 2011 Focus Features LLC. All Rights Reserved. 全 5 枚
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『プリティ・プリンセス』で鮮烈な銀幕デビューを飾ってから早10年余り、その弾けるようなキュートさと芯のあるバイタリティで、現代に生きる女性の悦びや哀しみを時に豪快に、そして等身大に演じてきたアン・ハサウェイ。そんな彼女が30歳を目前にして挑んだ、究極のラブストーリー『ワン・デイ 23年のラブストーリー』。「私はロマンティックな人間なの」そう語るアンが、自らロンドンにまで飛んで志願した、最高にロマンティックな本作について語ってくれた。

1988年の出会いから23年間にわたり、アン扮するエマとジム・スタージェス扮するデクスター、2人の男女の毎年同じ「1日」を切り取るという異色のスタイルをとる本作。アンは脚本を読んですぐに、ロネ・シェルフィグ監督に「どうしてこの役をくれないの?」と直談判をしたのだという。
「私はロマンティックな人間なの。ロマンティックなものを求めるの、特に映画にはね。脚本を読んで、この2人がこんなにも長い間お互いを知っている関係というのがすごいと思った。とても珍しいアプローチだし、劇的な変化は1年では起きないから、微妙な変化をつけていかなければいけないのが難しいし、面白いと思った。それに直感的に惹かれ合う2人が相手を想い、想い合っている姿も素敵だと思った。2人はずっと愛し合っていた。最終的には2人とも真実にたどり着くわけだけど、そこへの行き方が異なる。エマはゆっくり進んでいくタイプだけど、デクスターは真実がどうだろうと一回は離れていってしまう。2人の主人公がそれぞれの道を歩みながらも、共通したストーリーというのが存在しているというのもほかの作品とは違うところね。そこに惹かれたわ」。

2人が出会うのは、1988年の大学卒業式の日。真面目で恋に奥手なエマは、まるで性格が正反対のプレイボーイ、デクスターと出会い、彼と「友達でいよう」という約束を交わす。密かにずっと彼に想いを寄せながらも、「友達」として彼を支え、片やひとりの女性としてゆっくりと幸せを掴んでいくエマ。恋愛にも夢にも妥協しない彼女の姿は、アンだからこそ魅力的に映る。
「面白いのは最初に登場するエマは若くて学生で、学生っていうのはある意味、純粋にその人そのものだと思うの。でも社会に出れば変わったり、妥協したりしなくてはいけなくなるし、自分の理想が試練を受けることになる。ある意味、小さな世界に閉じ込められてしまう。エマは自分をしっかり持っている女性だけど、大学を卒業してロンドンに出て、失望する体験もたくさん味わって、いろいろ学ぶ。でもその試練によって、彼女は本来の自分を取り戻す。そして映画の最後には純粋な彼女というより、全てを解決した形になっている。彼女はそんなに妥協していない。すごい女性よ」。

時に離れて別の相手を選んでも、引き寄せられるように互いの元に戻ってくるエマとデクスター。この不思議な2人の関係こそが、観る者に「愛とは?」と問いかける。アン自身、今年めでたく愛する人と婚約という一つのゴールを迎えたが、この2人の関係をどう見る?
「常に戻ってくる関係というのは、愛の謎だと思うわ。私にも答えられない。愛している人からは離れられないもの。詩とか知性で言い表すことはできるかもしれないけど、とてもユニークな関係よね。大切な人というのは、相手にとって1つの存在である必要はないと思うの。恋人だけとか、妻や夫だけとか、友人だけとかね。でもエマとデクスターの場合はそれが1つだけじゃない? そういう相手というのはとても稀な人。だから離れていてもまた戻ってくるんじゃないかしら」。

::ロネ・シェルフィグ監督インタビュー

シネマLIVE!『ワン・デイ 23年のラブストーリー』試写会レポート
http://blog.cinemacafe.net/live/fes/oneday/report

《シネマカフェ編集部》

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