小栗旬、定番の和服で登場! 映画と一緒に月9ドラマもアピール!
宮沢賢治の小説をアニメ化した『グスコーブドリの伝記』が7月7日(土)に公開を迎え、声優を務めた小栗旬、忽那汐里、林家正蔵、林隆三、草刈民代に音楽を担当した小松亮太、そして杉井ギサブロー監督が舞台挨拶に登壇した。
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度重なる自然災害に見舞われながら家族を取り戻すべく各地を巡るグスコーブドリの成長と、彼のある決断を繊細で色鮮やかなアニメーションで描き出す本作。
初日舞台挨拶には和装がすっかりおなじみとなった小栗さん。夏らしい涼しげな着物姿に、先日、賢治の故郷である岩手県花巻市の“賢治まちづくり課”の一日課長を務めた際に贈られた帽子をかぶって登場した。この日はあいにくの雨模様となったが、「雨ニモマケズ、全国の人に届くようにと願っています」と賢治の詩を引用した粋な挨拶。
初の声優挑戦となった忽那さんは「最初の声優がこんな感性豊かな作品で嬉しい」と感慨深げに語る。林さん、草刈さんにとってもアニメ作品の声優を務めるのは今回が初めて。「敬愛する賢治の大好きな『グスコーブドリの伝記』に参加できて楽しかった」(林さん)、「このような素晴らしい作品に参加できて光栄」(草刈さん)と出演の喜びを明かした。
正蔵さんは「モヤモヤした世の中ですが、この作品を観ると前向きな爽やかな風が胸をスッと吹き抜けていくと思います」と胸を張る。バンドネオンを持って登場した小松さんは「普段はアルゼンチンタンゴをやってますので『どうなるんだ?』と思われた方もいたと思いますが、こんな音楽になりました」とホッとした様子で作品を送り出した。
長年、本作の企画を温めて来てようやく公開にこぎつけた杉井監督は「絵を作ったスタッフ、ここにいるみなさんがいまのような世の中に向けて全力投球してくれた」とスタッフ、キャスト陣への感謝の思いを口にした。
七夕に合わせて、登壇陣は願いを書き入れた短冊を披露したが、小栗さんは「『グスコーブドリ』がたくさんの人に届きますように」と映画のヒットを祈願。さらに小さく「(月9もね)」と加えて、ちゃっかり主演ドラマのヒットもお願い。「あさってから始まりますので」と観客に向けてアピールし笑いを誘っていた。
最後に再びマイクを握った小栗さんは「賢治の原作と同じように観る人それぞれにいろんな感じ方をもたらす作品です。多くの人に伝わり、ちょっとでも考えるきっかけになってくれたら嬉しい」と呼びかけ、舞台挨拶は幕を閉じた。
『グスコーブドリの伝記』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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