AKBが世界デビュー! 『シュガー・ラッシュ』挿入歌、エンディング・ソングを担当
ゲームの世界でヒーローになりたいと願う悪役たちの奮闘を描いたディズニー映画最新作『シュガー・ラッシュ』。2013年3月に日本公開予定の本作の本編挿入歌とエンディング・ソングそしてサントラに、秋元康がこの映画のためだけに作詞した「AKB48」の楽曲「シュガー・ラッシュ」が使用されることが明らかになった。
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アクション・ゲーム「フィックス・イット・フェリックス」に暮らす悪役・ラルフは、嫌われ者の悪役を演じ続けることに嫌気がさし、ヒーローになろうと自分のゲームを飛び出してしまう。迷い込んだ先は、全てがお菓子でできた世界“シュガー・ラッシュ”だった。そこで出会ったひとりの少女・ヴァネロペとラルフが巻き起こす、ゲームの世界を揺るがす大騒動が描かれる。
今年7月に開催された世界最大級の映像の祭典「コミコン2012」にて同作の情報が一部解禁となった際には、そのサントラに音楽ファンのみならず世界中のメディアからも注目が集まっていた。その理由は、なんといっても参加アーティストたちの豪華さ! 現代エレクトロの寵児と言われ、本年度グラミー賞ではエレクトロニカ・アルバム賞を始め全3部門を受賞、また最優秀新人賞にもノミネートされた「スクリレックス」の参加を筆頭に、ドリーミー・エレクトロポップと評され、先日発売されたアルバムがiTunes Japanで1位に輝くなど世界中で大ヒットを記録中の「アウル・シティー」、『くまのプーさん』('11)から『キック・アス』('11)まで幅広い映画音楽を手がけるヘンリー・ジャックマン、そして世界的人気を誇るリアーナなど、集結したのは次世代ミュージックシーンを担う錚々たる面々。そして今回、世界を魅了するミュージシャンたちが集う中、映画を印象強く、さらにエネルギッシュに表現できるアーティストとしてアイドルグループ・AKB48が選出され、映画と同名タイトルの楽曲で本編挿入歌とエンディング・ソング、またサントラへの楽曲提供を果たすことになった。
“お菓子だらけのファンタジーなゲームの世界感”を作り上げるため、日本のアイドルブームを牽引し続けてきた秋元さんにディズニーが熱烈オファーをしたことから、今回のコラボレーションが実現したそう。秋元さん自らが詞を書き下ろした「シュガー・ラッシュ」だが、AKB48としても世界中で公開する映画で楽曲が起用されるのは初めてのこと。これまでもディズニー映画に日本人アーティストの楽曲が挿入されたことはあったが、世界中で公開される上映エンディング・ソングとして、しかも書き下ろしの楽曲が使用されるのも初と、とても名誉ある抜擢となった。
今回の決定を受けAKB48メンバーの高橋みなみ、大島優子、渡辺麻友からは「私たちが歌ったのは、映画用のオリジナル楽曲『シュガー・ラッシュ』です。この曲は映画の中の“あるシーン”でも使われています。世界の一流アーティストのみなさまと一緒にディズニー映画に参加できてとっても嬉しいです!!」といまだ興奮冷めやらぬ様子。いまや国内では知らない人がいないアイドルグループ・AKB48にとって大きな飛躍の一歩となるであろうことは間違いない。海外にも多くのファンをもつ彼女たちの楽曲が、日本に先駆けて11月に公開を迎える全米でどのように受け止められるのかにも注目が集まる。
『シュガー・ラッシュ』は2013年3月、全国にて2D/3D公開。
《シネマカフェ編集部》
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