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ブラッドリー・クーパー、20代はリアル『ハングオーバー!』状態だった?

『ハングオーバー!』シリーズで知られるラッドリー・クーパーが、亡くなった父からの影響で俳優になったと明かした。少年時代はかなり反抗的だったというブラッドリーだが、亡くなった父・チャールズさんの「知的で好奇心旺盛な」性格に影響を受け、俳優の道に入ったと米「Esquire」誌に語った。

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『ハングオーバー!』シリーズで知られるラッドリー・クーパーが、亡くなった父からの影響で俳優になったと明かした。少年時代はかなり反抗的だったというブラッドリーだが、亡くなった父・チャールズさんの「知的で好奇心旺盛な」性格に影響を受け、俳優の道に入ったと米「Esquire」誌に語った。

「僕は面白い家庭で育ったんだ。僕の父はアイルランド人で母はイタリア人だったんだ。裕福な家庭だったよ。何か浮ついた感じもあったね。それでもちゃんと育ててもらった。もちろん非行に走ったこともあったよ。僕が15歳のときには未成年の飲酒で逮捕されたんだ。母のグロリアにはいつも『電話だけはちゃんとしなさい! あなたがどこにいるか知っておきたいの』って言われてたよ。だから両親とはいつも良いコミュニケーションが取れていたんだ」と少年時代の思い出を明かす。

「僕の父はひどく賢くて好奇心旺盛だったんだ。実家は映画館の向かい側にあったから、父はいつも映画の話をしてくれて、僕が物心ついたときにはその映画館に連れて行ってくれるようになったんだよ。父はトム・コートネイの大ファンだったね。トムの『長距離ランナーの孤独』('64)は、父が初めて僕に見せてくれた作品の一つさ。それから『ドレッサー』('83)や『火山のもとで』('84)もね。父はアルバート・フィニーも大好きだったな」と幼少期をふり返る。

37歳のブラッドリーは今年初めに、コンプレックスを抱えていたため29歳になるまでドラッグやアルコールに明け暮れていたものの、それが自分の人生を台無しにしてしまうことに気づき、以来きっぱりとドラッグも飲酒も止めたと語っていた。「僕はもう飲酒もドラッグも金輪際やらないよ。シラフの方が物事はうまく行くんだ。(飲酒やドラッグをしていた頃)自分の人生や住んでいたアパート、飼い犬たちを思っては『どうなっているんだ?』って思ったことを思い出すよ。僕は周りが僕の事をどう思うか、どうやってやって行こうか、どうやって1日1日を生き延びようかってことばかり心配していたんだ。僕はいつも部外者だって感じていたよ。ただ自分の考えの中にこもっていたんだ。そして僕は自分の可能性を生かし切れないと信じ込んでいて、その考えに怯えていたんだよ。それで『なんてことだ。僕は実際、自分の人生を台無しにすることになる。これじゃダメだ!』って思ったわけさ」。

《シネマカフェ編集部》

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