すべて本当の出来事だった!? 『ライフ・オブ・パイ』本編映像の一部が到着!
アカデミー賞に輝く名匠アン・リー監督が、映画化不可能と言われていたブッカー賞受賞のベストセラー小説「パイの物語」の映画化に挑んだ『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』。先日、ジェームズ・キャメロン監督が絶賛のコメントを寄せた特別映像も公開されたが、このたび圧倒的な映像美と深みあるドラマが完璧に溶け合った本作の本編映像の一部がどこよりも早くシネマカフェに到着!
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荒々しい海に投げ出された少年に残されたのは、小さなボートとわずかな非常食、そして一頭のトラ。主人公・パイの波乱と冒険に満ちた人生の航海が描かれる。このたび解禁されたのは、この極限状況下で起こったトビウオの大群との遭遇する劇中映像。迫力の映像美で描かれる奇想天外な展開は思わず息をのむ光景だが、何とこれは現実に起こっていた出来事だったというのだから驚きだ。
本作の製作に当たって、サバイバル技術と海洋のコンサルタントに起用されたのはスティーヴ・キャラハン。キャラハンは、1982年に大西洋で遭難し、76日間もの時間を小型艇の中で過ごした体験を記した著書「大西洋漂流76日間」がベストセラーとなった人物だ。食事の用意の仕方から、巨大な青いクジラとその子クジラの出現など、キャラハンの身に起きた多くのストーリーに、リー監督は魅了され、映画で再現するため、彼の高度な専門的知識を採用したそう。つまり、本作でパイが体験するリアリティあふれる展開のほぼ全ては事実をベースにしているということ!
キャラハンは自身が遭遇した事故について、「何かすごいものがボートにぶつかり、大量の海水が船になだれ込んできたんだ。大西洋のど真ん中で救命ボートに飛び乗って、小型艇から離れた。それから2か月半もの間、私は水中に住む野人のように生きることを学んだんだよ。人生は消えることはない。リスクは必ずある。リスクから逃れることでリスクを軽減しようとする人がいるが、私にとってはそれこそがリスクだよ」と当時をふり返りながら、強いメッセージを残す。
あまりにも巨大な試練に直面した少年は、どのようにトラとの共存関係を築き、希望をたぐり寄せていくのか——。解禁となった本編映像はその関係性が少しだけ垣間見える仕上がりとなっている。早くもアカデミー賞最有力との呼び声高い本作。パイの身に起こる想像を絶する奇跡をひと足お先に覗いてみては?
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』は2013年1月25日(金)よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開。
※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。
MOVIE GALLERY
http://www.cinemacafe.net/moviegallery
《シネマカフェ編集部》
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