ビンラディン追走劇を描いた『ゼロ・ダーク・サーティ』、アメリカで調査対象に?
ウサマ・ビンラディン容疑者の追跡劇を描いた新作『ゼロ・ダーク・サーティ』が、アメリカ上院情報特別委員会の調査対象になってしまったようだ。
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同委員会は、CIA側から映画を製作したキャスリン・ビグロー監督と脚本を執筆したマーク・ボールの両者へ不適切な情報の提供があったのではないかという点を問題視しているようで、映画の製作者陣とCIA間の連絡記録を精査すると共に、劇中で描かれている拷問などの描写にCIAエージェントの関与があったか否かを調査する見込みだ。
上院情報特別委員会のダイアン・ファインスタイン委員長を筆頭に、民主党のカール・レビン上院議員、共和党のジョン・マケイン上院議員など超党派の有力議員らは以前から、同作品にビンラディン容疑者の追跡のために拷問が用いられたシーンがあることを非難していた。ビンラディン容疑者は2011年5月に米軍のアルカイダ掃討作戦で死亡している。
作品としては、アカデミー賞の前哨戦となる秋から冬にかけてのアワードシーズンで賞賛を受け、数々の賞を受賞しているものの、CIAのマイケル・モレル代行長官も同作品のことを「事実の正確な描写とは違う」と先月非難していた。
ジェシカ・チャステイン主演の問題作『ゼロ・ダーク・サーティ』は2月15日(金)から日本でも公開予定だ。
《シネマカフェ編集部》
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