映画でお花見? スクリーンに咲く“桜映画”がこの春、続々開花!
3月に入り、まだまだ寒い日が続くが暦の上では春を迎えた今日この頃。少しずつ暖かくなれば、人々の心を和ませる“お花見”シーズンももう目前だ。そして、映画の世界でも春を感じさせる桜を描いた作品が今年も数多く公開となる…
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まずご紹介したいのは、娘・加奈子を事故で亡くした容子が、その生まれ変わりを信じ、その信じる想いがやがて大きな奇跡を呼び起こす感動の物語『桜、ふたたびの加奈子』(4月6日公開)。本作は、広末涼子演じた母親の想いに呼応するかのように舞い散る桜が印象的なシーンとして描かれる、まさに“桜映画”に相応しい作品だ。劇中、印象的な役割を果たす桜並木の撮影が行われたのは栃木県足利市。刻一刻とうつろう桜の表情をスクリーンに収めたいと、開花状況を日々確認しながら、一切CGや合成に頼ることなく撮影された本物志向の作品に仕上がっている。
2つ目は、「ウッチャンナッチャン」の内村光良が監督を務め、伊藤淳史と小出恵介がW主演を務める『ボクたちの交換日記』(3月23日公開)。お互い30歳になったのを機に本音をぶつけ合うべく、交換日記を始めた結成12年目の売れない芸人コンビ「房総スイマーズ」の姿を描く。そんな本作では、伊藤さんと小出さんが演じる「房総スイマーズ」が満開の桜の下で苦心して作り上げたネタ合わせするシーンが感動的に描かれている。
そして忘れてならないのが、2013年ベルリン国際映画祭フォーラム部門での正式上映されることになった臼田あさ美主演作『桜並木の満開の下に』(4月13日公開)。最愛の夫を事故で亡くした女と、事故を引き起こした男の葛藤を描き出す。本作では悲しみを乗り越えようとする臼田さん演じるヒロインが、様々に去来する想いを抱えながら、ライトアップされた満開の桜を前に立ちすくむ姿が美しく映し出される幻想的なシーンが登場する。
最後は、ベストセラー「五体不満足」の著者・乙武洋匡による自伝的小説の映画化となる『だいじょうぶ3組』(3月23日公開)。主人公である補助教員・白石優作を国分太一が演じ、白石と幼なじみの新任教師・赤尾慎之介を乙武さんが演じる本作にも美しい桜のシーンが登場し、個性豊かな生徒たちと戦士絵の一年を、桜が優しく見守っているのだ。
ぜひスクリーンの中に咲く美しい桜、その下で巻き起こる人々の優しいドラマにも目をとめてみて。
『桜、ふたたびの加奈子』は4月6日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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