“別れ”と“出会い”が一度にやって来る春は、寂しさの涙をぬぐい、新たなる環境へと踏み出す勇気の季節でもある。スクリーンの中でも、扱われることの多いこのテーマだが、今年の春に公開となる作品は少し変わった“出会い映画”が公開される。
まもなく来日を果たすオスカー女優のマリオン・コティヤールが体当たりの演技で挑んだ『君と歩く世界』もその一つ。ショーの途中に起きた事故で両足を失ってしまったシャチの調教師・ステファニー。失意の中にあった彼女が、シングルファーの風変りな男・アリとの“出会い”を機に生きることに再び希望を見出していく姿を描く本作。重くなりがちな題材を爽やかな後味で描ききった本作には、すでに鑑賞した女子たちが滂沱の涙を流したという報告も。
さらに、1つの映画の中で同じ男女が6度も“出会う”というロマンチックな作品も今春公開される。その名は『クラウド アトラス』。『マトリックス』シリーズの監督とトム・ハンクスやハル・ベリーといった豪華スターが共演を果たすことでも話題の注目作だ。一見するとSF超大作の風貌だが、テーマは“どんな時代でも、どんな場所でも愛する人に巡り逢う”というもの。そのギャップにも要注目の作品に仕上がっている。
ほかにも、三浦しをんのベストセラー小説を映画化した『舟を編む』では日常の中にある“出会い”が描かれ、ロシアの文豪レフ・トルストイの最高傑作の映画化作品『アンナ・カレーニナ』では豪奢な上流階級の人々の“出会い”と禁断の恋が描かれる。
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