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【MOVIEブログ】女性のための官能映画:『夫以外の選択肢』

女性の皆さん、夫婦とはなんでしょう?

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『夫以外の選択肢』-(C)2004 Warner Bros.Entertainment Inc.
『夫以外の選択肢』-(C)2004 Warner Bros.Entertainment Inc. 全 3 枚
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女性の皆さん、夫婦とはなんでしょう?

今回はまたすごいタイトルですね。私は残念ながら未婚なので、逆に既婚女性の皆さんにお聞きしたいです。友人の夫を好きになってしまう事はあるのでしょうか?または、夫が友人と不倫関係にある事は?きっと世の中では沢山そんなことが起こっているのかもしれません。でも…一度に両方起こることはなかなかないですよね。これぞ、泥沼のW不倫です。

妻テリーと二人の子どもと暮らすジャックは、密かに友人ハンクの妻イーデスと肉体関係を持っていた。お互いの妻や夫の目を盗んでは密会を繰り返す二人は、いつしか本気で愛し合うようになる。ジャックは妻テリーに対しての罪悪感からか家族サービスをしようとも試み、テリーも夫との間がギスギスしている事に気付きどうにか修復しよう努力するのだが、結局いつも喧嘩になっていた。一方、イーデスと夫ハンクの仲は完全に冷え切っていて、諍いさえ無かった。そして、今度はハンクがテリーに誘いをかけるのだが…。

たった4人の登場人物ですが、関係がややこしいのでここでおさらいしておきましょう。

ジャック&テリー夫妻
大学で文学の教鞭を取るジャックと専業主婦のテリー、そして二人の子どもたちの4人家族。ジャックは真面目で理知的で愛がなければ関係できないというロマンチスト。テリーは酒好きで少々だらしがないけれどジャックを心の底から愛している。ジャックはイーデスと不倫関係で、そうとは知らずテリーはハンクと不倫関係になる。

ハンク&イーデス夫妻
ジャックと同じく大学で教鞭を取る傍ら小説や詩を書いてデビューを夢見るハンクと専業主婦イーデス、一人娘の3人家族。肉体だけの浮気が得意なハンクは執筆が行き詰まると女に走る癖があり、常に誰かを愛していないとダメだというイーデスは夫ではなくジャックを愛するようになる。お互い仮面夫婦だと思っている。

この2組のカップルによる泥沼の不倫劇を演じるキャスト、女性陣がとても豪華です。イーデスには6月に日本公開される最新作『インポッシブル』でも高い評価を受けているナオミ・ワッツ。テリーには『ジュラシック・パーク』ほか数々の大作に出演しているローラ・ダーン。個人的にはナオミ・ワッツといえば『マルホランド・ドライブ』、ローラ・ダーンといえば『ワイルド・アット・ハート』の印象なので、デヴィッド・リンチ監督作のミューズたちがドロドロのW不倫をする田舎の主婦を演じているのはなにやら感慨深いです。特に、可愛い顔なのに大胆な演技も辞さないナオミ・ワッツにはいつもドキドキさせられます。今回も野外でパンティを脱いで葉っぱでヘアーを隠すという謎のお色気シーンがありますよ!男性陣は若干影が薄いですが、実力派俳優マーク・ラファロとTVドラマで活躍するピーター・クラウスがダメ夫を好演しています。

この不倫夫婦たち、ホームパーティの合間にキスしてみたり、自家用車や玄関先で情事してみたりと、深刻そうな割にはやりたい放題です。こんな状態ならたまに夫婦交換してよろしく愉しめば丸く収まるんじゃ?とか思ってしまいます。ただそこは夫婦ですから、そういう風にも割り切れないのでしょう。4人の登場人物の中ではテリーが一番好感を持てますね。彼女はいつも全力で夫に向き合い、彼がもし破産してアル中になっても愛していると断言し、どんなに惨めでもこの家にいたいと泣き叫びます。そんな彼女を観ていると、結婚して他人と暮らすということはとても大変な反面、人と人とのぶつかり合いで人間の成長につながるのだろうなと改めて思います。私のように一人だととても気楽ですが、心地よい小さな自分の王国でワガママ放題の暴君になってしまいますから…。

●今週の一言
「知ってる?不貞にも良識は必要なの」
テリーがハンクとの情事の後、帰宅後ジャックに言う台詞。夫婦関係に悩むテリーは、真剣な気持ちで良識を持って不倫するのです。でもジャックは彼女の不貞を喜び、イーデスに電話で知らせ玄関先で激しく抱き合う。こちらは良識のない不貞ですよね?不倫するかしないかでまず良識が問われ、さらに不倫の仕方にも良識が問われる。皆さん、肝に銘じておきましょう。

放送は映画チャンネルのイマジカBSでご覧下さい!

『夫以外の選択肢』
(2004/アメリカ=カナダ/ジョン・カーラン監督)
4月5日(金)  23:00~ほか 映画チャンネル イマジカBSにて放送
詳しい放送情報はコチラ
イマジカBSのHPはコチラ

《text:Lady M》

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