松山ケンイチ、『春を背負って』主演に抜擢! 蒼井優、豊川悦司らと共演へ
初監督作品『劔岳 点の記』で、日本アカデミー賞最優秀監督賞ほか数多くの賞を受賞した木村大作監督が、笹本稜平の同名小説を原作に映画化する『春を背負って』。このたび、本作の主人公・長嶺亨役に松山ケンイチ
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立山連峰で幼少期を過ごした長嶺亨(松山さん)は、山小屋の主として生きる父・勇夫(小林さん)への反発から立山を飛び出し、東京で社会生活をスタートさせていた。優秀な外資系投資銀行のトレーダーとして活躍する亨だったが、日々の仕事に忙殺される中で、どこか自分の居場所がないという思いを抱き始めていた。そんなある日、父の訃報が届く。通夜のために久しぶりに立山に帰った亨の前には、気丈に振る舞う母・菫(檀さん)、涙を必死に堪えて山小屋で働く高澤愛(蒼井さん)、その姿を沈痛な面持ちで見守る山の仲間たちの姿があった。父の想い、そして山に触れた亨は、疑問を感じていたいまの生活を捨て、多くの人に愛された父の山小屋である“菫小屋”を継ぐことを決意する。都会とはまるで勝手の違う山での生活に悪戦苦闘するが、亨は愛と共に、美しく、時に厳しさを持つ山の自然と向き合ううちに自分の“居場所”を見つけていく。そんなある日、亨の前に、父の友人を名乗る不思議な山男・ゴロさん(豊川さん)が現れ…。
「クランクインの前に、木村監督と一緒に冬山の登山を体験させてもらいました」という松山さんは「監督は感情の人。それが佇まいに反映できるように演じていきたいと思っています」と意気込みは十分。本作でヒロイン・愛を演じる蒼井さんにとっては、初の木村組となるが「木村さんの振られるタクトに集中し、信じ、見逃さず、生還したいと思います」と期待を込めて語っていた。「大自然の中で、自分が感じた事を、そのまま役に託して、観客のみなさんにお伝えできればいいなと。大変な撮影になるのでしょうが、いまからワクワクしています」(豊川さん)、「長いこと、神々しい山の頂きに立ってみたいと憧れていました。それが、“映画”という素晴らしい形で叶うなんて、夢のようです」(檀さん)、「剣岳のメイキングを観ていて、正直これ大変だなぁって、まあ笑うしかないですね。役者は言われたことをやるしかないので、監督について行くだけ、気楽って言えば気楽です」(小林さん)とそれぞれ作品に対する想いを口にした。
ほかにも新井浩文、池松壮亮、安藤サクラら実力派俳優陣が名を連ねる本作。撮影は、富山県立山連峰を舞台に4月~11月の8か月にも及ぶ長期ロケを予定。2014年6月の公開を予定している。
『春を背負って』は2014年6月、全国東宝系にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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