村上春樹新作、2年4か月ぶり週間売上で首位! 映画化するなら“多崎”に西島秀俊?
今週4月22日付のオリコン“本”ランキング「BOOK(総合)部門」で、村上春樹の最新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(文藝春秋刊)が、週間37,2万部を売り上げ、前作「1Q84 BOOK3」以来、3年ぶりの総合首位を…
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ストーリーは、高校時代の友人4人から、なんの心当たりもないまま絶縁され心に傷を負った主人公・多崎つくるが、16年の時を経てその傷と向き合い、真相を知るため旅に出る…というもの。
今年2月の発売決定の第一報から話題騒然となり、発売前の増刷が何度もメディアで報じられ、さらに発売前日の4月11日(木)深夜には東京・代官山蔦屋書店でカウントダウン・イベントまで行われたことで、すでに社会現象と言えるほどの熱量に達している本作。
前作「1Q84」シリーズでは、「BOOK1」が6週連続、「BOOK3」が4週連続で総合首位を獲得。また「BOOK1」と「BOOK2」は100万部を突破、「BOOK3」も90.1万部の累積売上部数で、歴代の「文芸部門」でTOP5入りと、凄まじい記録を打ち立ててきた村上作品。
一方で気の早い読者は、Twitter上などで「映画化するなら…」という声もちらほら聞こえてくる。著書の映画化になかなか首を立てに振らないことでも知られる村上さんだが、過去には1981年には小林薫主演で「風の歌を聴け」が、その後も「トニー滝谷」、「パン屋再襲撃」などの短編・中編小説が、さらに長編小説としては松山ケンイチ主演の『ノルウェイの森』('10)が映画化されている。
ちなみに、まだごく少数ではあるものの、鉄道会社に勤務する主人公・多崎つくる役には、過去に映画版『トニー滝谷』にも出演経験のある「西島秀俊」を推す声が、女性読者を中心に聞こえてくる。
これまでに『CUT』や『メモリーズ・コーナー』といった海外監督が手がけるアート系作品にも精力的に出演している西島さんとあって、難解な村上作品の世界観も見事に体現してくれるかもしれない。
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
発売中
価格:1785円(税込)
出版:文藝春秋
《シネマカフェ編集部》
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