貫地谷しほり、パパ・竹中直人に「ありがとう」と感謝の“くちづけ”
“日本で一番泣ける演劇集団”として高い人気を誇りながら、昨年解散を発表した劇団「東京セレソンデラックス」の伝説の舞台を、貫地谷しほりを主演に迎えて映画化した『くちづけ』。4月18日(木)…
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知的障害者のグループホーム“ひまわり荘”では、うーやん(宅間孝行)たちが毎日仕事にも通いつつ楽しく暮らしていた。そんなところへ漫画家・愛情いっぽん(竹中直人)とその娘・マコ(貫地谷しほり)がやって来た。マコもまた幼稚園児と同じくらいの知能であり、いっぽんはマコと暮らすために“ひまわり荘”の住み込みスタッフとして働き始める。やがて、マコとうーやんの間に淡い恋心が生まれるが、いっぽんには誰にも言えないある秘密があった…。
マコを演じた貫地谷さんは、これまで10代の頃から様々な作品に出演しつつも、本作が映画初主演。そんな運命の脚本を初めて読んだときは「涙が止まりませんでした」と、元「東京セレソンデラックス」のメンバーであった宅間さんを見やり、「これをやるには覚悟が必要だなと思いました」と語る。
しかし、この会見場にはさらに運命を感じ、「まさに天命だと思いました!」と語る人物が。その人こそ堤監督。解散前に宅間さんらが演じていた舞台を生で見たそうで、「それからことあるごとに『映画にした方がいいよ』と言い続けて、まさか僕がその監督を務められるとは!」と感動しきり。この言葉に宅間さんは「完全に信頼していたので、何の不安も不満もなかったです」と語った。
ひまわり荘に暮らす住人・はるかを演じた橋本さんは、『告白』や『ツナグ』、『桐島、部活やめるってよ』と若干17歳にしてすでに数々の現場経験を持つが、本作の現場は初体験のことばかりだったという。「毎朝、ラジオ体操をしたりとか、台本を全部丸々暗記してから現場に入ったりとか、これまでに体験したことのなかった初めてのことばかりでした」と淡々とした物凄く低いテンションで話始めた橋本さん。すると堤監督が「ごめんね、ラジオ体操は嫌だったんだ…」と反省を始めてしまい、「怒ってるように見えるけど、全然怒ってはないです」と相変わらずの無表情でフォローし、この不思議なやり取りに集まった報道陣の笑いを誘っていた。
最後に、貫地谷さんからそれぞれに向けてコメントが贈られ、途中で感極まってしまい泣き出してしまう場面も。そんな“娘”を見守る“パパ”竹中さんに、貫地谷さんから「ありがとう」という感謝の思いと共に“くちづけ”が贈られた。竹中さんは「もう何も言えない…」と感無量といった様子で会場をあとにした。
『くちづけ』は5月25日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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