もうすぐ30歳! 松田龍平、宮崎あおいからの祝福に照れ笑い
『舟を編む』のヒットを記念して御礼舞台挨拶が4月28日(日)、都内劇場で行われ、松田龍平に宮崎あおい、石井裕也監督、そして映画にワンシーンだけ出演している又吉直樹(ピース)が登壇した。
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三浦しをんのベストセラーを原作に、1冊の辞書の編纂に十数年の歳月をかける者たちのドラマを描いた本作。すでに観客動員数は40万人を突破し、興行収入10億円を超えるペースで進んでいる。
この日は又吉さんが自ら司会を務めたが、松田さんと又吉さんは実は10年以上前に共演経験がある。松田さんへの最初の質問が「久しぶりに会ってどうでしたか?」というプライベートな問いかけだったが、松田さんはしばしの沈黙ののち「変わったなと思いましたね…。髪の毛が伸びましたよね?」と記憶を手繰りつつコメント。「覚えてなかった…?」と焦りをにじませる又吉さんに、松田さんは「覚えてますよ。ずっと応援してました」とおなじみのテンション低めの口調で語り、微妙な“距離感”をにじませ笑いを誘っていた。
宮崎さんに対して、観客席から役名の「香具矢さん!」という歓声も飛んだが、本作への出演後、宮崎さんの元には農家の方から「かぐや」という銘柄の米が届けられたという。今回は板前の女性を演じたが、今後、演じてみたい職業を尋ねると「今回も器の選び方や盛り付け方を勉強できましたが、その後の役に立つ職業をやってみたいですね」と語った。
この日は、映画にちなんで又吉さんが自ら考えた「GW(ゴールデン・ウィーク)」、「舟を編む」という言葉の語釈を発表。「ゴールデン・ウィーク」に関しては、引っ込み思案だった自らの学生時代の経験を踏まえ「1学期でやっと喋れるようになった親しい友人との関係が、振り出しに戻る悲しい連休」というネガティブな解釈を披露。さらに「舟を編む」については、「全力を尽くすことの美しさを知ることができる」と称賛の語釈を加える一方で、「一瞬だけ出ている又吉を見ると幸せになれる」と自らの存在を必死でアピール。会場の微妙な空気に「一人相撲を取ってるような時間帯ですね(苦笑)」と自虐的に語っていた。
この日のために、特製の舟型のケーキが用意されたが、映画のヒットに加え、松田さんは5月9日(木)で30歳の誕生日を迎える。宮崎さんから「おめでとうございます」と祝福されると、松田さんは「ありがとうございます…」と照れくさそうに笑みを浮かべていた。
『舟を編む』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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