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渡辺謙&アンドリュー・ガーフィールド、遠藤周作「沈黙」の映画化に出演

渡辺謙が、マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の小説「沈黙」を映画化する『Silence』(原題)に出演することが決定した。

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渡辺謙&アンドリュー・ガーフィールド/原作・遠藤周作『Silence』(原題) -(C) Getty Images
渡辺謙&アンドリュー・ガーフィールド/原作・遠藤周作『Silence』(原題) -(C) Getty Images 全 3 枚
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渡辺謙が、マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の小説「沈黙」を映画化する『Silence』(原題)に出演することが決定した。

アメリカの「Variety」誌によると、キリシタン弾圧が行われていた17世紀の日本にやって来た主人公でポルトガル人のイエズス会宣教師・ロドリゴを、『アメイジング・スパイダーマン』のアンドリュー・ガーフィールドが演じ、渡辺さんはロドリゴの通辞(通訳)を演じるようだ。日本人キャストはほかにイッセー尾形の出演が明らかになっている。

スコセッシが遠藤周作の原作と出会ったのは25年前。キリストの描写をめぐって物議を醸した問題作『最後の誘惑』('88)の試写を観たカトリック大司教から同書が送られてきたという。一読して、すぐにも『ギャング・オブ・ニューヨーク』でも組んだジェイ・コックスと脚色に取りかかったが、ほかの作品を撮りながらの作業で、脚本が完成したのは1996年。その頃にはハリウッドの状勢も変化し、何度も頓挫を繰り返し、ゴー・サインが出るまで紆余曲折があった。

「沈黙」は1971年、篠田正浩監督が遠藤周作と共同脚本を手がけて『沈黙 SILENCE』として映画化しているが、スコセッシは同作は未見。「沈黙」の物語について「これはスリラーなんだ」と言い、「登場人物たちが潜入するという意味でね。それが(日本に)宣教師であれ、潜伏捜査官であれ、私の興味はそこにある」とオスカー受賞作『ディパーテッド』を引き合いに出して語った。

撮影は来年7月スタートを目標としている。

《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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